鴨居玲@伊丹市立美術館
1985年に57歳という早すぎる生涯を自らで閉じてから30年。
なかなか良かった。
良かったというより重かったかな...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/7e/a7fb80f859c6b673c14174b3d742e9ab.jpg)
背景も殆ど描かず人物だけを粗く描く。その人物には表情がないというか、あるいは虚ろ。
それは恐らく鴨居自身の心の奥底の闇と苦しさなんだろう。
死後、アトリエに残されたパレットの裏には「苦しいのです、苦しいのです」と書かれていたそうだ。
「蝿」
蝿。疲れきって座り、それを力なく目で追う老人
「踊り候え」
酒気と汗を撒き散らし、よたりながら踊る酔っ払い
「風船」
色鮮やかな紙風船を見る老人 その目はまるでただ穴が空いただけのよう
「老兵」
片腕を無くした老兵 そこに漂う怒り、孤独、悲嘆
「出を待つ道化師」
ポスターにもなった作品。本番を前にしたふてぶてしさに漂う虚無感。お前、所詮人生っていうのはさ.,
「酔って候」
この酔っ払いの足取りのおぼつかなさ、いい。
「蛾」コンテ
一気に描く線が素晴らしい
最後の神戸時代は自画像がすこぶる多い。見詰める対象がどんどん内なる自分自身になってきて、最後の最後は自分に追い詰められてしまったということか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/b2/f4099b2c38ecaa66ed7ef07075e21cff.jpg)
1985年に57歳という早すぎる生涯を自らで閉じてから30年。
なかなか良かった。
良かったというより重かったかな...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/7e/a7fb80f859c6b673c14174b3d742e9ab.jpg)
背景も殆ど描かず人物だけを粗く描く。その人物には表情がないというか、あるいは虚ろ。
それは恐らく鴨居自身の心の奥底の闇と苦しさなんだろう。
死後、アトリエに残されたパレットの裏には「苦しいのです、苦しいのです」と書かれていたそうだ。
「蝿」
蝿。疲れきって座り、それを力なく目で追う老人
「踊り候え」
酒気と汗を撒き散らし、よたりながら踊る酔っ払い
「風船」
色鮮やかな紙風船を見る老人 その目はまるでただ穴が空いただけのよう
「老兵」
片腕を無くした老兵 そこに漂う怒り、孤独、悲嘆
「出を待つ道化師」
ポスターにもなった作品。本番を前にしたふてぶてしさに漂う虚無感。お前、所詮人生っていうのはさ.,
「酔って候」
この酔っ払いの足取りのおぼつかなさ、いい。
「蛾」コンテ
一気に描く線が素晴らしい
最後の神戸時代は自画像がすこぶる多い。見詰める対象がどんどん内なる自分自身になってきて、最後の最後は自分に追い詰められてしまったということか?
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