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切り捨てられたスーパースター(楠木正成)

2021年01月31日 | 歴史
🌸切り捨てられたスーパースター(楠木正成)

 ☆幕末から戦前にかけての国民的英雄
 ☆マルクス主義に基づく「唯物史観」で急転した

⛳生き方に政府首脳が共感して
 ☆いま人気のある歴史上の人物
 *司馬遼太郎が『竜馬がゆく』『国盗り物語』で取り上げた人物
 *坂本竜馬、織田信長
 ☆昭和では、吉川英治や山岡荘八が重厚な物語の主人公に据えた人物
 *宮本武蔵、徳川家康
 ☆幕末~戦前にかけての国民的英雄楠木正成である
 ☆江戸時代では、曾我兄弟の敵討ちで有名な曾我五郎
 *歌舞伎の『助六』は、曾我五郎が身をやつした姿
 ☆幕末~戦前にかけての国民的英雄楠木正成
 ☆明治維新を迎えたときに
 *明治天皇が北朝の子孫であるのは明々白々
 *政府は南朝こそ正統であるとした
 *政府の首脳部が正成の生き方に共感を覚えていたから

⛳物語を歴史学に取り込む流れ
 ☆楠木正成の学問的な評価は一時は低下した
 *今、彼を慕う政治家、経済人、知識人が多くいた
 ☆明治の末期からは、「皇国史観」が盛んになる
 *歴史の見方は、天皇の栄光を軸とするもの
 ☆古事記、日本書紀の「物語」を歴史学に取りあげた
 *代表的なものは日本神話で、日本神話には、確固たる裏付けはない
 *『古事記』や『日本書紀』を疑っても生産的な成果は望めない
 *真実の歴史として受け止めることにより
 *私たちは本当の日本人として生きていくことができるのだと説く
 ☆「皇国史観」のもとで
 *楠木正成は、日本史上第一のスーパースターとして君臨する
 ☆太平洋戦争に敗北すると、事態は急転する
 *教科書に墨が塗られ、「皇国史観」は否定された
 *マルクス主義に基づく「唯物史観」が盛んになった
 *物語は科学ではないと否定された
 *特定の人物の賛美は切り捨てられ、その代表が楠木正成であった

⛳楠木正成とは何ものか
 ☆『太平記』では
 *楠木正成は河内国に居館を構えていたと説明
 *楠木氏は橘諸兄の後裔(橘氏である)と書かれている
 ☆『観世系図』では
 *能楽の創始者である観阿弥の母は、正成の姉妹とある
 *姉妹の住まいを正成の出身地とする推定もある
 ☆楠木という家はずっと河内で生活していたのではない
 *元来は駿河国の出身だろう、と考える研究者が多い
 ☆駿河は北条時政以来、北条氏とは縁の深い土地柄
 ☆楠木正成の4代くらい前の先祖
 *駿河国に所領をもつ幕府の御家人で、北条本家の家来であった
 ☆正成の先祖は北条本家の家来だった
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、「THEMIS1月号」


切り捨てられたスーパースター(楠木正成)
(ネットより画像引用)

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