鹿沼6児童死亡事故から2年、700人が天国の6人に献花
(4月18日 朝刊 下野新聞)
鹿沼6児童死亡事故は、きょう18日で発生から丸2年を迎える。被害児童が通っていた鹿沼市北押原小では17日、体育館に献花台が設けられ、同級生や保護者ら関係者約700人が追悼の祈りを天国の6人にささげた。
献花台には、六つの笑顔の写真が並んだ。予定の午後5時を待たずに、手をつないだ親子連れや制服姿の中学生らが次々と花束を持って訪れ、目を閉じて手を合わせた後、6人へのメッセージをカードにしたためた。
献花台はカーネーションなどカラフルな花束や菓子、ぬいぐるみなどで埋め尽くされ、写真の横にはサッカーや野球ボールも飾られた。午後8時まで訪れる人は絶えなかった。【下野新聞】
18日、仕事から家に帰ると、皆様から頂いたたくさんの献花やメッセージが届けられていた。
また、忙しい中たくさんの方々が訪れ、大芽に手を合わせてくださっていました・・・
2年たった今も、変わらず6人の子供たちの死を自分のことのように悲しみ、そして、ずっと我々を支えていてくださっている皆様の優しさに対し、どのようにこの感謝の気持ちを皆さんに伝えたらいいのか・・・
言葉もみつかりません。
子供たちや皆様からの大芽へのメッセージや手紙には、あふれるほどの優しさや皆様の思いが込められていました・・・
本来、これらの手紙は大芽に渡されたものであり、読んではいけないのかもしれませんが、メッセージや手紙には、子供たちの優しい気持ちがあふれていました・・・
一生懸命書いてくれた文字一つ一つには、命の大切さ、失った友達への ”命への思い” が込められていました・・・
私たちの子供たち6人は、残念ながらルールを守らない大人によって 一人に一つしかない大切な大切な命を奪われてしまいました。
だから、北押原小学校の仲間たちや、大芽たち6人のことを知っているみんなには、その小さい胸でそれぞれに感じたこれらの手紙にこめられた ”命への思い” をこれからも持ち続け、また、我が子を想う私たちの姿を見て、「自分はどれだけ親に愛されているのか・・・」 「今、自分が生きていることがどれほど幸せなことか・・・」 とか、そういう気持ちを大切に、社会のルールを守れる優しい大人になっていってほしいと願っています。
それが、6人が仲間たちに残したものかもしれないから・・・
4月24日は、民事裁判の判決です。
北押原小学校の子供たちは、この事故を通じ、”ルールを守って生きることの大切さ” ”命の大切さ” を知りました・・・
しかし、子供たちがどんなにルールを守っても、どんなに命の大切さを知っても、大人がルールを守らず、命の大切さを知ろうとしないのでは、同様の悲しい事故は無くなりません。
受刑者の母親や受刑者の勤務先の取るべき行動は何だったのか・・・・
車を買い与えることでも、裁判で嘘の証言をすることでもなかったはずです。
何をすべきだったのか・・・・
どうすれば自分の子供を犯罪者にしなくてすんだのか・・・
どうすれば未来ある6人の子供たちを殺さずにすんだのか・・・
そういうことを・・・
「事故原因の本質」を・・・明確に示す裁判の判決であってほしいと願っています。