<宮崎・車暴走>絶えない暴走での歩行者被害 原因さまざま
毎日新聞 10月28日(水)23時0分配信
宮崎市の中心部を東西に貫く目抜き通りで28日に起きた暴走事故。暴走車が歩行者らを巻き込む事故は全国で絶えない。原因は、運転者の持病や飲酒、危険ドラッグ吸引などさまざまだ。
今回のように高齢者が加害者になったケースでは、2008年に福岡県古賀市のホームセンターに当時74歳の男性の乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故や、11年に東京都江戸川区で当時81歳の男性の乗用車が歩道に乗り上げ、5人が死傷した事故がある。アクセルとブレーキの踏み間違いなど運転操作ミスによるとみられる事故が多いのが特徴だ。【前谷宏】
◇暴走車による最近の主な事故
=年齢の記載のある事故は高齢者による
<2008年>
9月 福岡県古賀市で、当時74歳の男性運転の乗用車がホームセンターに突っ込み、10人死傷
<09年>
1月 大阪市港区で、当時74歳の男性運転の乗用車が居酒屋に突っ込み、3人死傷
<10年>
12月 東京都大田区の田園調布で、急ハンドルを切った乗用車が歩道に突っ込み、児童ら7人死傷
<11年>
4月 栃木県鹿沼市で、てんかんの発作を起こした男のクレーン車が集団登校の列に突っ込み、児童6人死亡
6月 東京都江戸川区で、当時81歳の男性の乗用車が歩道に乗り上げ、歩行者ら5人死傷
<12年>
4月 京都・祇園で、てんかんの持病を持つ会社員の軽ワゴン車が暴走し、7人死亡、12人重軽傷
京都府亀岡市で、無免許で居眠り運転した少年の軽乗用車が集団登校の列に突っ込み、児童ら10人死傷
6月 大阪府大東市で、当時86歳の男性の乗用車が次々と歩行者をはね、6人重軽傷
<13年>
9月 京都府八幡市で、ドリフト走行をしようとした少年の車が集団登校の列に突っ込み、児童5人重軽傷
<14年>
2月 福岡・天神で、危険ドラッグを吸った男の乗用車が暴走し、12人重軽傷
名古屋市のJR名古屋駅近くで、男が乗用車で歩道に突っ込み、歩行者14人重軽傷
5月 福岡県田川市で、当時77歳の露天商の軽ワゴン車が祭り会場で暴走し、11人重軽傷
6月 東京都豊島区のJR池袋駅前で、危険ドラッグを吸った男の乗用車が歩道に突っ込み、7人死傷
<15年>
8月 JR池袋駅前で、てんかんの持病がある医師の乗用車が暴走し、5人死傷
亡くなった命は取り戻すことはできない。
こういう事故が起きるたびに胸が締め付けられる。
そして、自分たちが、便利だが、自動車という鉄の塊”凶器”を運転していることにも恐怖を感じてしまうし、できることならば、自動車を運転したくないと思う。
ここにきてようやく自動運転の車の開発が話題に上がるようになってきた。
自動運転で事故が無くなれば、極端な話、全国の警察の交通課も大幅な人員削減もできるでしょうから、全国の交通課の職員の人件費や事故処理に係る費用、事故対策に係る様々な関連費用、取り締まりの機器費、維持管理費、事故で壊されるガードレールや道路施設などの復旧費など、ちょっと考えただけでも膨大な国家予算が必要なくなるのだから、その予算削減費を考えても、国が全面的にバックアップして進めることができないのだろうか。
それとも、そういう発想がそもそも無いのだろうか・・・
自動車メーカーばかりがイメージ戦略の競争のようにやるのではなく、国が、国民の命を守るために、「自動運転の開発」の施策に予算を集中的に使ってほしい。
持病で運転を制限されている人や高齢者、全ての国民が一日でも早く自動車を運転しなくてもいい社会になり、被害者も加害者も生まない社会、大切な命を喪うことのない社会になってほしいと心から願っている。
毎日新聞 10月28日(水)23時0分配信
宮崎市の中心部を東西に貫く目抜き通りで28日に起きた暴走事故。暴走車が歩行者らを巻き込む事故は全国で絶えない。原因は、運転者の持病や飲酒、危険ドラッグ吸引などさまざまだ。
今回のように高齢者が加害者になったケースでは、2008年に福岡県古賀市のホームセンターに当時74歳の男性の乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故や、11年に東京都江戸川区で当時81歳の男性の乗用車が歩道に乗り上げ、5人が死傷した事故がある。アクセルとブレーキの踏み間違いなど運転操作ミスによるとみられる事故が多いのが特徴だ。【前谷宏】
◇暴走車による最近の主な事故
=年齢の記載のある事故は高齢者による
<2008年>
9月 福岡県古賀市で、当時74歳の男性運転の乗用車がホームセンターに突っ込み、10人死傷
<09年>
1月 大阪市港区で、当時74歳の男性運転の乗用車が居酒屋に突っ込み、3人死傷
<10年>
12月 東京都大田区の田園調布で、急ハンドルを切った乗用車が歩道に突っ込み、児童ら7人死傷
<11年>
4月 栃木県鹿沼市で、てんかんの発作を起こした男のクレーン車が集団登校の列に突っ込み、児童6人死亡
6月 東京都江戸川区で、当時81歳の男性の乗用車が歩道に乗り上げ、歩行者ら5人死傷
<12年>
4月 京都・祇園で、てんかんの持病を持つ会社員の軽ワゴン車が暴走し、7人死亡、12人重軽傷
京都府亀岡市で、無免許で居眠り運転した少年の軽乗用車が集団登校の列に突っ込み、児童ら10人死傷
6月 大阪府大東市で、当時86歳の男性の乗用車が次々と歩行者をはね、6人重軽傷
<13年>
9月 京都府八幡市で、ドリフト走行をしようとした少年の車が集団登校の列に突っ込み、児童5人重軽傷
<14年>
2月 福岡・天神で、危険ドラッグを吸った男の乗用車が暴走し、12人重軽傷
名古屋市のJR名古屋駅近くで、男が乗用車で歩道に突っ込み、歩行者14人重軽傷
5月 福岡県田川市で、当時77歳の露天商の軽ワゴン車が祭り会場で暴走し、11人重軽傷
6月 東京都豊島区のJR池袋駅前で、危険ドラッグを吸った男の乗用車が歩道に突っ込み、7人死傷
<15年>
8月 JR池袋駅前で、てんかんの持病がある医師の乗用車が暴走し、5人死傷
亡くなった命は取り戻すことはできない。
こういう事故が起きるたびに胸が締め付けられる。
そして、自分たちが、便利だが、自動車という鉄の塊”凶器”を運転していることにも恐怖を感じてしまうし、できることならば、自動車を運転したくないと思う。
ここにきてようやく自動運転の車の開発が話題に上がるようになってきた。
自動運転で事故が無くなれば、極端な話、全国の警察の交通課も大幅な人員削減もできるでしょうから、全国の交通課の職員の人件費や事故処理に係る費用、事故対策に係る様々な関連費用、取り締まりの機器費、維持管理費、事故で壊されるガードレールや道路施設などの復旧費など、ちょっと考えただけでも膨大な国家予算が必要なくなるのだから、その予算削減費を考えても、国が全面的にバックアップして進めることができないのだろうか。
それとも、そういう発想がそもそも無いのだろうか・・・
自動車メーカーばかりがイメージ戦略の競争のようにやるのではなく、国が、国民の命を守るために、「自動運転の開発」の施策に予算を集中的に使ってほしい。
持病で運転を制限されている人や高齢者、全ての国民が一日でも早く自動車を運転しなくてもいい社会になり、被害者も加害者も生まない社会、大切な命を喪うことのない社会になってほしいと心から願っている。