マロン

君がいなくなってしまってから
おねえちゃんのために
我が家にきてくれた犬のマロン

悲しみに打ち砕かれた僕たちを
今まで、たくさん励ましてくれたね

とっても臆病で
とってもさびしがりやで

ママに甘え
ママとしか寝ないマロン

おねえちゃんとじゃれて遊び
おねえちゃんを怒ると
おねえちゃんを守って吠えまくるマロン

ねえ、マロン

君は君なんだよね
そうなんだよね

第１７回日本自費出版文化賞

第１７回(２０１４年）日本自費出版文化賞にて

著書　「あの日　鹿沼児童６人クレーン車死亡事故遺族の想い」
が入選し、表彰状をいただきました。



平成２３年４月１８日（月）に、自分の命よりも大切な我が子を失ってから３年半・・・
どれだけ時が経とうとも、悲しみは少しも減ることはないということを知りました。
そして、どれだけ時が経ち、今までどれだけ涙を流したとしても、あふれ出る想いや涙が
無くなる日は来ないということも知りました。

世の中から悲惨な交通事故が無くなる日が来ることを心から願っています。


あの日　鹿沼児童６人クレーン車死亡事故遺族の想い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　著者　伊原高弘