池袋暴走事故 免許更新時、病状申告なし 逮捕の医師「意識失ったことない」
産経新聞 8月20日(木)18時35分配信
東京都豊島区東池袋のJR池袋駅近くで歩道に乗用車が乗り上げ、歩行者5人が死傷した事故で、金子庄一郎容疑者(53)が、運転免許更新時に発作などはないと病状の申告をしていたことが20日、警視庁への取材で分かった。金子容疑者はてんかんの持病があったが、「これまで運転中に意識を失ったことはなかったと思う」と供述。警視庁は事故時の状況などを慎重に調べる。
警視庁によると、金子容疑者は平成25年12月に免許を更新。その際に記入する病状などの申告欄に、「意識を失ったことがある」「発作的にけいれんやまひを起こしたことがある」などの項目にはチェックを入れず、「どれにも該当しない」を選んでいた。
チェックを入れた場合、医師による適性検査を受けて更新の可否が判断されることになっている。ただ当時の道交法では申告は努力義務となっており、症状を隠していても罰則はない。
池袋暴走事故 てんかん薬「当日夕方は飲まなかった」 金子容疑者が供述
産経新聞 8月21日(金)19時16分配信
JR池袋駅(東京都豊島区)近くで歩道に乗用車が乗り上げ、歩行者5人が死傷した事故で、金子庄一郎容疑者(53)が「てんかんの薬を当日の夕方は飲んでいなかった」と供述していることが21日、警視庁への取材でわかった。
同庁によると、金子容疑者は持病について「てんかんを患っている」と供述。てんかんの薬について「1日2回服用することになっている」と説明する一方、「事故当日の朝は飲んだが夕方は飲んでいなかった」と話しているという。てんかんは、薬で発作を抑えることができる。
事故は午後9時半ごろ発生した。同庁が、てんかんの症状がどの程度運転に影響を及ぼしていたか慎重に調べている。
衆議院 法務委員会
鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の会