あの日 鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の想い - blog -

てんかん無申告で運転免許を不正取得したクレーン車の運転手により、登校中の児童6人が歩道上で轢き殺された事故【遺族ブログ】

おやすみの歌が消えて

2021-03-11 | 日記


「Only Child おやすみの歌が消えて」
2012年アメリカ、コナティカット州で起きた小学校での銃乱射事件をきっかけに書かれた本。
ある方が、「死んだ人は帰ってこないけど救いはある」とSNSで紹介されていた本を読んでみた。

物語は、銃乱射事件によって兄を失った6歳のザック君が感じた悲しみや、壊れていく家族の2ヶ月の様子が、ザック君の目線でザック君の言葉で書かれている。
そして、ザック君は壊れていく家族を救うため、本で読んだ「四つの幸せのひけつ」を一つずつママやパパに試していく物語となっている。

実際読み終えて感じたのは、あくまで私自身の感じ方として、確かに物語の最後に救いはあるものの、やっぱりどんなことをしても奪われた命は返ってこないという現実は変わらないから、自分には、答えのない答えを探すことは難しいなと感じてしまった。

ただ、ザック君のママの怒りの感情もよくわかるし、ザック君の気持ちもよくわかる。
 
当たり前にそこにあった幸せが壊れていく様子も…








十年

2021-03-11 | 日記
東日本大震災から十年
テレビのニュースからは、
しきりに十年経った被災者の心情
を報道している

「区切りなんてない」
と一様に被災者の方々が答えている

大芽も震災の一ヶ月後に暴走クレーン車
に轢かれて亡くなったから
それを同じ思いで聞いている自分がいる

十年経って街の景色が変わっても
一年目も二年目も五年も、
そして十年経った今も
心はやりきれない「あの日」のまま






お盆

2020-08-13 | 日記
今日は、新型ウイルスの影響で4月の命日に来れなかった大芽の同級生や仲間が、大芽🌱に会いにきてくれた。

大学生になっていたり、就職していたり、、、それぞれの道へ頼もしく向かう姿はとても感慨深かった。
大芽も生きていたらこんな感じに成長していたのかな、、
身長もこのぐらいになっていたのかな、、

中には、「僕は大芽くんのことがきっかけで、警察官になりました。現在は警察学校に行っていて、配属は交通課を希望しています。」と報告してくれた大芽🌱の仲間が2人もいたことに驚くとともに、事故当時、小学4年生になったばかりで友達を6人も亡くした子供たちが心に強く感じた”命”への思いの大きさ、強さを痛感した思いでした。

ルールを守らない大人が起こした理不尽な事故で大芽たち6人の命は亡くなってしまったけど、当時小学4年生になったばかりでたくさんの友達を亡くし、辛い思いを背負ってきた子どもたちの成長と、皆んなの心にある思いに救われる思いがしたし、そんなみんなの成長や気持ち、思いがたまらなく嬉しかった。
 

大芽の仲間たちへ

君たちの輝かしく幸せな未来を大芽🌱とともに応援しています‼︎
そして、私自身も君たちの思いや優しい気持ちを胸に、命のために僕がやれる事をやっていきます‼︎

いつもありがとう
 
当時のblogより
6人の子どもたちが残したもの

 
 


2020-06-29 | シンガーソングライター半崎美子
もしかしたら、花そのものには
贈る人そのものの思いが宿っていて、花自身は語らないけど、本当はいろいろなことを伝えてきてくれているのかも知れない。
もしかしたら、伝えるべき意思や思い、意味があってそこにそのタイミングで咲いているのかも知れない。

華麗で優しく、力強く咲くユリの花💐を見ていたら…
こんな風に両手を広げ、楽しいものは楽しい、嬉しいことは嬉しい、綺麗なものは純粋に綺麗と感じて生きてもいいんだよと語りかけてくれているようだった。

この場所は、僕たち家族にとっては悲しい場所だけど、それでも生きてと語りかけてくれた華麗で優しく、力強く咲くユリの花…

僕もそんな花のように誰かを思える人でありたいと思う。

前を向き、生きていきます。
感謝🌱



2020年

2020-01-01 | 日記
元旦だからこそ、あれこれ理由をつけてサボろうとする弱い自分の気持ちに負けずに走ってみる。

クレーン車暴走事故で息子が亡くなり、一緒にサッカーをすることもなくなってしまってからは何年も動くことから遠ざかっていたため、歩くことさえきついと思えてたこの坂も、いつしか走って登れるようになっている…
どんなに遠くに見える景色だって、歩みを止めさえしなければいつかはたどり着く…

だから、届かなそうな夢だって、たとえ叶わなかったとしても、きっとその近くには行けるはず。

「夢は生きる力になる」

『小さな花よ』作詞/作曲 伊原高弘


前へ🍀




令和

2019-05-01 | 日記
心穏やかに、そっと迎えようとした
令和は、想像していた以上に心に寂しさと
悲しみを連れてやってきた

生きること
生きるということ
生きているということ

君の時間は止まったままなのに
自分の時間だけが進んでいく

そんな感情などお構い無しに
新しい時代だけはやって来た

君が迎えられなかった時代に
何を思い、何処に向えばいいのだろうか…

車のナンバーのこと

2019-04-18 | 日記
車のナンバーが、大芽の誕生日の
914だから
「誕生日が9月14日なんですか?」と聞かれた。

僕は、とっさに「違います」と答えた。

答えた後に、そう答えた自分の中には辛さと悲しさだけが残った。

聞いた人が悪いわけでも
答えた自分が間違っているわけでもない。

自分の誕生日ではないから「違います」と答えただけで、何も間違っていない。

だけど、本当は、誕生日には違いないのだから「息子の誕生日にしてるんです」
と答えるのが正解だったのかもしれない。

でも、それでもそう答えなかったのは、その後、会話が繋がっていくことが辛かったからなのだろう…



たかが車のナンバーのこと

だけど自分にとっては大切なナンバーのこと








てんかん無申告事故裁判 大阪生野区

2019-03-10 | 日記
重機暴走で5人死傷、懲役7年判決 てんかん発作を認定
【⠀2019年3月6日10時28分 朝日新聞デジタル】
大阪地裁・高裁=大阪市北区

 大阪市生野区で昨年2月、てんかん発作で重機を暴走させ、児童ら5人を死傷させたとして自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた鉄筋工の佐野拓哉被告(36)に対する判決が6日、大阪地裁であった。渡部市郎裁判長は争点だった事故当時のてんかん発作を認定し、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 判決によると、佐野被告は昨年2月1日夕、てんかん発作で運転に支障がでる恐れがあるのに、生野区の工事現場で重機を運転。発作で意識を失い、歩道にいた大阪府立生野聴覚支援学校小学部5年の井出安優香(あゆか)さん(当時11)をはねて死亡させ、同級生や教諭4人に重傷を負わせた。また2015年11月、過去5年間に発作で意識を失ったことがあったのに、それを隠して運転免許証を更新した。

 被告が事故当時にてんかん発作を起こしていたかが争点だったが、判決は、重機が前進を開始してから止まるまで10秒間にわたってアクセルが踏まれ続けていたと指摘。ペダルから足を離したり、ハンドルを反対側に切ったりするなど容易にできる回避行動をとっていなかったことから、被告に意識がなかったことが強く推認されると結論づけ、「運転ミス」とする弁護側主張を退けた。

 そのうえで量刑について「11歳の幼い命が絶たれ、4人に重傷を負わせた結果は誠に重大だ」と述べ、被告が医師や家族から再三注意されていたにもかかわらず運転を続けたことは「発作が起きる危険性を軽視したもので厳しい非難に値する。(てんかん発作を否定した)供述からは真摯(しんし)な反省が示されているとは評価できない」とした。(大貫聡子、多鹿ちなみ)


↓↓↓↓↓↓

医師や家族から再三運転を注意されていたのに運転免許更新の際、虚偽申告をして不正に免許証を取得…
完全に防げた事故だし、救えた命だったはず。

こんなにも明確に悪質なのに危険運転致死傷罪の上限15年を求刑しないのも不明だし、求刑10年の根拠も不明、更には求刑10年に対して3年減刑されるのも意味不明。

命とは、こんなにも軽いものなのか

8掛けや7掛けのくだらない裁判の慣例で一人にたったひとつしかない大切な命を弄ばないで欲しい…

自身の家族に置き換えて考えて欲しいと切に願う…

2019年

2019-01-01 | シンガーソングライター半崎美子
2019年の始まりも、昨年の始まり同様に、目覚めてすぐの枕元で

シンガーソングライター
半崎美子さんの
「明日へ向かう人」を聴いた😭

新たな一年を迎えるということは、新たな一年を迎えることが出来なかった年でもあり、辛い思いもありますが、
今年もまた何とか、一年を乗り越えて行きたい…

心穏やかに🍀

時には優しい涙を流しながら…

「明日へ向かう人」

悲しくなるのは

2018-10-11 | 日記
こんなにも美しい景色なのに…
こんなにも活気があるのに…

悲しくなるのは、

そこに君との大切な思い出があるからなのだろう


繰り返される後悔の思い

2018-10-08 | 日記
今日は、お墓参りに行った

行く途中、運動公園の隣を通ったら、
少年サッカーをやっている様子が少し見えた…

大芽が亡くなった年の2月頃、大芽にここでトレセンの選抜受けさせて、試合後、選抜に選ばれるようなアピールもできなかった事を車の中でダメ出しして、ぐぢぐぢと嫌味を言ったことを思い出してしまって、辛くなった。

後で、足の付け根の辺りが痛かったみたいだよと、カミさんから聞いたけど、その時は、奮起させるつもりで嫌味を言ってしまったことを思い出す。

思えば、その痛みだって心当たりもあって、大芽と個人練習をやった時に無理させちゃったのかなとも思ったりして、今更ながらに後悔している

思い返すと、足が痛かったのか、試合中も、休憩で歩いている時も、右の拳で右足の付け根辺りを叩く仕草をしていたようにも思う

「足が痛くて走れなかった」なんて大芽は弱音は言っていなくて、頑張ってやってたはずなのに、ぐぢぐぢと嫌味を言った自分に抑えようのない後悔と胸の苦しみを覚える


スポーツ少年団のサッカーを見かけてしまったり…
通勤時などでは、通学する小学生を見てしまったり…

ちょっとした普通の日常の光景では、色々な事を思い出しては悲しくなったり、苦しくなったり、後悔したり、、、

そんな毎日だけど、

それでもこの世界で生きていかなくてはならないから、少しでも進もうと思う。

かかしとマルシェ in かかしの里

2018-10-01 | 日記
かかしとマルシェ
in かかしの里(栃木市大平)
2018.9.23

またまた素敵なイベントに、参加させてもらいました。
大平では、昨年は、半崎美子さんのコンサートの実行委員に混ぜてもらって、みんなと心一つにやり遂げる感動の刻を過ごさせていただきました。
そして、今年は、かかしの里!
ほんとに、大平の実行委員のメンバーさんたち、最高です!\(*´▽`*)/

今回も、色々な奇跡の連続だったなぁ…

宇都宮路上ライブで自分が偶然出会ったシンガーソングライターの瀬戸香好美さんを呼んでいただいて、2ステージも歌わせてもらったり、偶然そのアーティストさんに出会っていたから自分もギターを始めていたり、ギターを始めていたから「エンディングで、半崎美子さんの『明日へ向かう人』演奏しませんか」と誘っていただいたり、明日へ向かう人を演奏するならってことで、半崎美子さんのファンのハンザキストの皆さんが遠方からギター持参でかけつけてくれたり、自分が応援しているアーティストさんだということもあり、瀬戸香好美さんに歌ってもらいたいってことになって、お願いしたり…

偶然と奇跡、人の繋がり、優しさが重なって、エンディングイベントを迎えたけど、感動のステージになりました。
(T^T)🎵🍀

かかしとマルシェのスタッフの皆さん
応援してくれた皆さん
一緒に演奏してくださった皆さん
ハンザキストの皆さん

お世話になりました。
皆さんと同じ空間で、同じ思いで、同じ刻を過ごさせていただき、嬉しかったです。😂✨✨🎵

感謝…🍀




生きていてこそ出来ること

2018-09-05 | 日記
生きていること
誕生日を迎えられること
笑うこと
泣くこと
怒ること
悩むこと
誰かと話すこと
名前を呼ぶこと、呼ばれること
ワクワクすること
美味しいものを食べること
どこかに出かけること
スポーツをすること
買い物をすること
マンガを読むこと
本を読むこと
テレビを観ること
好きな音楽を聴くこと

沢山の
生きていてこそ
出来ること…

生きていなければ、
どれも出来ないこと…

夢は生きる強さになる

2018-08-14 | 日記

やっと歩きだした自分に
ある人が伝えてくれた言葉


「夢は生きる強さになる」


テレビドラマで言ってた台詞とのことだけど
なんかしっくりきたよ


ありがとう🍀🎵





生命のメッセージ展

2018-06-30 | シンガーソングライター半崎美子

7月8日は、福井県敦賀市「生命のメッセージ展」で、シンガーソングライター半崎美子さんのライブとサイン会ですね。
この場所に半崎美子さんが行ってくださるということ、半崎さんの『明日へ向かう人』を聴いた時からずっと辿り着いて欲しいと願っていた場所なので、感慨深いです。

僕たちは別のパネル展というものに参加しており、生命のメッセージ展には、参加していないのですが、「生命のメッセージ展」とは、理不尽な犯罪や事故により生命を奪われた方々おひとりおひとりが、自身と等身大のパネルに思いを込め、「生命の大切さ、未来への思い」を伝えている場所であり、同じ思いを持って過ごして来ました。

その場所へ半﨑さんが招かれた意味と、『明日へ向かう人』が歌われるかどうかわからないけど、もし歌うことがあるのであれば、その場所に辿り着いてくれたその意味を噛み締めたいと思います。

半崎さんが、僕たち家族と出会ったことにより、半崎さん一人では受け止めきれないほどの世の中の悲しみや苦しみを受け止める方向に導いてしまった部分もあり、半崎さん自身の心と身体が心配になることもありますが、半崎さんのやさしい心、そして『明日へ向かう人』という、半崎さんにしか書けなかったその曲、その歌詞は、「生命のメッセージ展」に関わり、辛くても未来の生命のため、発信し続けているご家族や仲間の心を救ってくれると信じています。
半崎さんと出会えた事、ここに辿り着いてくれたこと、本当に感謝したい。

半崎さんに、「生命のメッセージ展でのライブ、本当にありがとうございます」と伝えたら、「依頼が来た時、すぐに伊原さんたちを思い、どうしても依頼を受けたいとマネージャーに伝えた」とお話してくださいました。

ありがとうございます。
歌の力、歌詞の力、想いに
感謝…🍀



半崎美子 "明日へ向かう人" (MV Full Ver.) "The One that Heads to Tomorrow"