あの日 鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の想い - blog -

てんかん無申告で運転免許を不正取得したクレーン車の運転手により、登校中の児童6人が歩道上で轢き殺された事故【遺族ブログ】

それでも生きることをあきらめないで

2016-02-13 | シンガーソングライター半崎美子
半崎美子という歌手
この歌手の歌声とその歌詞に
こんなにも心が揺さぶられるのはなぜだろう

「明日へ向かう人」という歌
何度も何度も聴いて、歌詞さえも暗記しているぐらい聴いているのに、その度に涙が込み上げてくる

自分は男だから、そして父親だから
歌を聴いて涙するのは少し抵抗はある

だけど、こんなにも自然に、この歌手の歌や歌詞に心揺さぶられ、込み上げるものがあるのは、この歌手の方が、悲しみの限界にいた僕たちの気持ちを敏感に感じとってくださり、歌詞にこめられたそのまっすぐな思いが心に伝わってくるからだと思う。
そして、その思いが胸が苦しくなるほど伝わってくるのは、この歌手の方のこころの中にある「優しさ」からなのかもしれない。

大芽を理不尽な事故で亡くしてからずっと、大切な人、愛する我が子を喪った絶望の世界で生きていくということ、
それでも生きていかなくてはならないとき、人はどうすればいいのだろうかと悩み苦しんでいた僕たち

「もうがんばれない」

そう思っていた僕たちの背中をそっと支えてくれたその歌詞とその優しい歌声に心から感謝している。


悲しみや苦しみの中にいるたくさんの人の心に届いてほしい...
 ↓
半崎美子 ”明日へ向かう人” (MV FULL Ver.) YouTube

声を枯らして泣いてもたどり着けない場所がある
それでも生きることを信じることをあきらめないで

前を向くそれだけでも辛いことが時にはある
それでもあなたは進むことをあきらめないで




「それでも前へ…遺族に贈る歌、広がる 鹿沼6児童死亡事故」
下野新聞社 1月25日朝刊