あの日 鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の想い - blog -

てんかん無申告で運転免許を不正取得したクレーン車の運転手により、登校中の児童6人が歩道上で轢き殺された事故【遺族ブログ】

4月・・・

2016-04-16 | 日記
大芽たち6人が突然理不尽に命を奪われてから5年
今年は4月18日があの日と同じ月曜日・・・
恐怖と不安と悲しみが心の中で入り混じる。

てんかん無申告者による鹿沼のクレーン車事故
てんかん無申告者による京都祇園の事故
無免許運転者による京都亀岡の事故
全て4月に起きてしまった悲惨な事故だ

だから僕は、4月になると怖くてたまらない。
またどこかで身勝手な運転手が引き起こす悲惨な事故が起きてしまうのではないか
またどこかで小学生の列に暴走車が突っ込むのではないか
またどこかで京都祇園のような無差別殺人のような事故が起きてしまうのではないか
そんな不安な思いが僕の脳裏から離れない

今でも、あの日、クレーン車が民家に突っ込んでいる現場の歩道の隅に積み上げられた大芽たち6人のランドセルや手提げ、靴などの光景を思い出すたびに、子ども達が体験してしまった痛みや恐怖、苦しみと絶望の光景を想像してしまい、息が出来なくなるほど胸の苦しみを感じる。
また、通勤時、楽しそうに通学する小学生が背負うランドセルをみれば、事故の後、警察から渡された肩ひもが引きちぎられていた大芽のランドセル、血だらけの洋服を思いだし、気が狂いそうなくらい泣き叫んだ時の感情が繰り返し蘇ってくる。

僕にとっての4月とは、恐怖と不安と悲しみが入り混じり、苦しく、そして辛く、空しい月・・・

大芽たち6人は、歩道上で殺されてしまいました。
歩道を歩いていてもルールを守らない大人によって殺されてしまうのであれば、親は、どのようにして愛する我が子を守ればいいのだろうか

4月18日を迎えるにあたり、ルールを守らない身勝手な大人によって何の罪もないただ歩道を歩いていただけの子どもたちの命が奪われてしまうような悲惨な事故が発生しない社会になることを、僕達大人一人一人が真剣に考えることのできる社会になって欲しいと切に願っている。