あの日 鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の想い - blog -

てんかん無申告で運転免許を不正取得したクレーン車の運転手により、登校中の児童6人が歩道上で轢き殺された事故【遺族ブログ】

大芽に逢いたい・・・

2013-05-24 | Chibi Taiga

今日は、定期的に行っている精神科の診察日だった。

問診では先生が、「いかがですか・・・」とやさしく気遣いながら語りかけるような口調で聞いてくれる。 

 

「仕事は忙しいですが、大分調子はいいようです」

私は答えた。 

 

次の瞬間、本当なのだろうかと自分に問いかけ、先生に尋ねた。

 

「本当は、正常なのかどうかわからないんです。 大芽のことを考えれば悲しくなり、涙も止まらなくなります。だから、あまり思い出さないようにしたり、考えないようにしたりしている自分もいます。しかし、そのことが、大芽をさけてしまっているように思うときもあり、はたして、今の自分の状態が正常なのかどうかさえ、わからないのです。」

 

 

日常の生活の中では、笑うこともある。

冗談もいうこともあれば、ふざけるときだってある。

生活していれば、出かけることもあるし、おいしいものを食べたいと思うときもある。

 

しかし、それらすべての行動の中で、

 

笑うということの裏側で、”何故笑っていられるのか” と問いかける自分がいる。

仕事をするということの裏側で、”何のために仕事をしているのか” と問いかける自分がいる。

おいしいものを食べた後で、それを大芽に食べさせてあげることができない自分がいる。

 

思い出せば悲しくなり、なるべく考えないようにすれば、今度は、そのことが辛いと思うときもある。 

 

「共に生きる」 ということ

そうは思ってみても、現実として、大芽はそばにいない

 

 

大芽・・・  大芽に逢いたいです・・・