人の命の重さとは、そんなにも軽いものなのですか?
あなたの愛するお子さんや、あなたの愛する人が同様の危険運転行為により命を奪われたとき・・・ あなたは納得できますか?
これは、私達が昨年の12月から3月まで行った署名活動で、【署名のお願い文】のタイトル部分に掲げさせていただいていた言葉です。
私達の事故は、てんかん無申告の無責任な運転者による、クレーン車の危険運転行為(過去10年間に12回の事故歴)でありましたが、どんなに反社会的で悪質であっても危険運転致死傷罪に該当する ”刑法の条文がない!” との理由により、”過失” として起訴され、柴田受刑者には、懲役7年(自動車運転過失致死罪)というあまりにも短い判決が下されました。
そして、私達は、その量刑の軽さそのものこそが、過去の交通事故遺族の心情に照らしてみても、処罰感情からかけ離れた量刑であり、遺族を苦しめ続けてしまう大きな要因であることを、遺族になって初めて知りました・・・
今回、京都府 祇園でのてんかん無申告者の事故に続き、また、京都府亀岡市で、今度は無免許運転者が集団登校をする小学生の列に突っ込み、付添っていた保護者さんとおなかのお子さん、小学生が殺されてしまいました。
何故、何の罪もない未来ある命が奪われなくてはならないのか・・・
ましてや無免許運転・・・
しかし、この事故も、我々の事故同様、”刑法に該当する条文がない”とか”故意ではない”とかの理由により、危険運転致死傷罪では起訴することができないと思います。
被害者側としては、加害者を殺したいと思うのは当然なこと・・・ でも、それができないから法に任せているのに・・・ 法が応えてくれない・・・
過失とはいったい何なのでしょうか・・・?
こんなにも反社会的、悪質な事故が本当に ”過失” なのでしょうか?
人の命の重さとは、そんなにも軽いものなのでしょうか?
納得できません・・・
国には、反社会的かつ悪質な事故については、20年でも短いとは思いますが、現行法に危険運転致死傷罪という刑法があるのですから、少なくとも危険運転致死傷罪が適用となるような刑法の早期条文改正を望みます。