基本は基礎の上に立つ応用であり、確かめ確認していくことと認識している。
然らば躰技の基礎は?なにを基礎と為すべきなのか、長期にわたり私なりに思考し、
取り組んで来た課題の一つです。
21世紀への武道として創作した躰道です。背景には第1回東京五輪の競技競技が
過激に優先し、人格が問われる情況でもあった時代。
日本武道としての反省、真の武道の在り方の模索から生まれた躰道です。
自他共の生命への尊厳なくして基礎知識が生れません。
基礎は認識や価値観を培う土台であり、現代武道として、又、
実戦技として修得していかなければならないものと思います。
躰道では体気呼吸を伴う動功であり制御である。その目的は護身であり、
健全な生命の維持である。
健康体の保持と躰道媒体拡充の実践でもあることに変わりはない。
体気、動功、制御、三大要素は躰道の原点、なかでも体気呼吸法の
修得や指導法はまだ未熟と考えています。
補うため41年前に体気呼吸と動功を駆使して健康整体操(各内弦の五法)を考案、
地域社会に還元しながら日々精進を重ねて修得に努めてまいりました。
内功としての各内弦の調整法や経絡エネルギーの活用、躰技に繋げなければ
ジェネリック躰道から抜け切れない。動功と制御だけの躰技では玄制流空手
時代の動きとあまり変わっていない内容です。
躰育、生命、又予防医学として創造進化を目指した躰道です、全ての躰技は内功を
駆使した技でなければなりません。かたちに嵌める事なく進展して行きたいですね。
夏ボケなのかブログを書くに集中できずにひと月が過ぎた、
しかし、体は良く動いてくれる様になった。
7年の歳月が経過したが正座から構えが出来る、補助具を付ければ
勢命の法形も最後まで出来るまでに回復しました。
両脚に力が入らない脊柱管骨化症、術後のリハビリを含めての7年間、
自己の身体を通して一層の体気呼吸を修得出来たことに感謝している。
此の病が無ければ力と速さに頼る躰技から脱皮することが出来なかったと思う。
此れからは稽古に重点をおきたい、因みに私的ことですが躰技の追求は
これからと考えております、ブログは少々お留守になる事をお許しください。
吐納法で深い呼吸。深部体温を上げ免疫力を高め、気温差や寒気に備えます。