今年度、3回目の埼玉県昇級昇段審査会は、11月25日(日)今日、9時30分より越生高校武道場で実施した。学科試験から始まり、実技は法形と相対、審査の終了は12時、毎年、今の時期の審査は、寒さで受審する者も大変だが、審査している、私も手足が冷たく感じてくる、今日は例年に無く暖かく、受審者もリラックスして審査に臨んでいた。
今回の審査で印象に残ったのは、少年少女上階級の部と高校生、実技のみに、走りやすい年代だが、座位、立位の立ち居振舞いの良さ、又、体気を下丹におとしながら正座する者も居て、体気を意識した、躰技の表現が出来て来た様に感じる。
県内の指導者も、体気九法を理解して来た様だ、ここ迄来るには、長い道程で有った様に思う又、経絡(経穴)を理解し上、中、下の構えが出来る迄には、少々の時間が掛かりそうだが、期待が持てた。
午後は、狭山道場の指導、準備体操の中に、体気九法の呼吸法を取り入れ、体を温め、実技は、正拳の引き手の重要性(正拳突きの逆回転で脇を締め、肘内弦で引き寄せる)不動立ち、引き手を注意して正拳突き、防ぎ手を入れ、左右、え字立ちの突き、この二動作を繰り返す、途中でストレッチ大腿四頭筋とハムストリング、足首のリラックス。
中程では、体気下丹に落とし海老蹴り、この呼吸法が出来たところで、交足から海老蹴り、卍蹴り、旋状蹴り、の三連動をゆっくり左右繰り返す。 一息入れ、旋体の法形、今日も良く身体が動いた、二ヶ月後は75歳、元気に産んでくれた、両親と師に感謝、感謝の日々です。