躰道の上中下段の構えは、主に指先から前腕部と肩から肩甲骨の体気と経絡で、小腸、三焦、大腸経の消化器系の経穴(経絡)を刺激すると考えています。
中でも陽経の小指と薬指から脇内弦のストレッチ状態での動きは、脳内伝達物質セロトニンの分泌を促し、ノルアドレナリン、ドーパミンの働きを安定&活性化する。
又、不安やストレスの解消、創造と挑戦、やる気、元気、体の重量感を軽減し、攻防に適した状態と持続的な動きを可能にする。
躰道の構えは、体気呼吸、経絡の陰陽、各内弦の内功を重視し外功(形)に現した正確な構えでありたいですね。
心身の健康に深く関わる脳内ホルモンセロトニンですが、 脳内にはわずか2%、血液中には8%しか存在せず90%は小腸と言われております。
数十年にわたり毎朝、2畳の上で4~5分の構えと体幹を捻る旋体の技で心身を整え、講義や指導に出掛けることを、日課として81歳の現在に至っています。
お陰で6日(木)も午前の部、午後の体操教室の指導後、9日に実施される、躰道高段受審者のための指導もできました。
遠くで聞こえる鶯の鳴き声もやみ、夕暮の河原のグランドで1人稽古。
土の上での動きは足首の違和感を軽減し、自在な動きができ1日の疲れが解消される。