富士山麓電気鉄道(富士急行線) 大月線 普通列車 [6000系] (富士山)
大月線 普通 下吉田(9:33)→富士山(9:46) クハ6053 IC運賃224円
大月線で富士山に到着
駅名は富士山駅だが、富士山麓にある。昭和4年6月19日開設の富士吉田駅を平成23年7月1日改称。ちなみに東海道本線の富士駅(静岡県富士市)の駅名は明治42年4月21日開業時から。
富士山(3,776m)
富士山駅の名にふさわしい眺め。
㊧ 河口湖線 河口湖方 ㊨ 大月線 大月方
富士山麓電気鉄道(富士急行線)は富士山駅を境に大月線(大月-富士山間)と河口湖線(富士山-河口湖間)の二路線に分かれるが、直通運転が行われている。
河口湖線の駅名標 次は富士急ハイランド
富士山駅には ニア NIA が!
この図柄がいい。最近のアニメをチラッと見たが、米国アニメで見るような感じに変わっていた。とっくの昔に米国のアニメになっているようだが。
ところで トーマス THOMAS の駅名標は何処に?
行き止まり
大月線と河口湖線とを直通するには配線の都合で列車の進行方向が変わるスイッチバック駅。
車止め
河口湖方面からの列車との交換待ち
富士急行線(大月線・河口湖線)は全線単線電化である。
河口湖線より列車が入ってきた
富士山麓電気鉄道 特急〔富士山ビュー特急2号〕 [8500系] (富士山)
河口湖発大月行特別急行列車。富士急行線(大月線・河口湖線)内のみを運転する列車である。河口湖-富士山間は普通乗車券のみで利用出来る。富士山-大月間の特急料金は400円。特別車両には特別車両券(900円)が、指定席には指定席券(200円)が別途必要となる。
これまで令和5年4月5日撮影
〔富士山ビュー特急〕の8500系車両だが、富士急行線に来る前に乗った事がある。元は小田原線・御殿場線(新宿-沼津間)の特急〔あさぎり〕で使用されていたJR東海371系車両である。特急〔あさぎり〕はJR東海と小田急電鉄の車両が相互乗り入れしていた。
特急〔あさぎり2号〕 0402M列車 [371系X1編成] (新宿)
※沼津-松田間は、特急〔あさぎり2号〕2M列車。 これより平成24年3月14日撮影
沼津発新宿行特急〔あさぎり2号〕
普通車指定席
小田急の駅でJRとグリーン車の表示
グリーン車指定席
サロハ371-101
二階建のうち2階がグリーン車、1階が普通車
7両編成中、2両が二階建車両
クモハ371-1
折り返し新宿発沼津行特急〔あさぎり3号〕
特急〔あさぎり3号〕 0403M列車 [371系X1編成] (新宿)
※松田-沼津間は、特急〔あさぎり3号〕3M列車。 これまで平成24年3月14日撮影
371系が登場した頃に小田原線で乗車した事がある。371系の特急〔あさぎり〕は平成24年3月17日のダイヤ改正をもって運用終了。特急〔あさぎり〕の運転区間は新宿-御殿場間と短縮され、小田急車両のみの特急となった。371系は特急〔あさぎり〕から引退した後、臨時列車などで走っていたようだが、平成27年に富士急行に譲渡されていた。思いがけない再会である。富士山の南麓から北麓に活躍の場を移していたとは。ちなみに特急〔あさぎり〕は平成30年に特急〔ふじさん〕と改称している。富士山駅には来ない。
自動改札機 これより令和5年4月5日撮影
出札口と改札口
出札口で高尾までの乗車券を購入する。掲出されたJRきっぷ運賃表によると東京、横浜、大宮などまで連絡乗車券を発売しているようだ。「入鋏省略」とあるが改札鋏が入っている状態で切符を受け取った。よく見ると鋏の痕が富士山の形になっている。
乗車券 富士山から 大月 ▶ 590円区間(1,630円)
富士山麓電気鉄道 大月線 富士山駅 (山梨県富士吉田市上吉田)
バス乗り場
新宿まで高速バスを利用する事も考えたが満席だった。
裏口?
下吉田から大月に引き返して富士山駅まで来なくてもよかったが、せっかく富士吉田市まで来たので食事をしようと足を延ばした。駅ビルの商業施設が午前10時に開店するのと同時に入店する。地階のフードコートにあるうどん屋さんへ。
肉うどん(550円)
富士吉田といえば吉田のうどんが有名という事で食べてみたかった。肉うどんを注文する。酒類はうどん屋さんにはなく、フードコートの隣の店舗にはあるそうだが、そちらは午前11時からの営業。お酒なしで純粋にうどんを味わう。
麵はこんな感じ♪
コシのあるしっかりとしたうどん。
お肉は豚肉
サービスのちくわ天
自分が今日最初の客だったので、ちくわ天は店長からサービスだそう。ありがとうございます。硬いくらいのうどんをワシワシと食う。うどんのだしの味もよく実に旨い。キャベツが入っているのが特徴だそうだが、具沢山で美味しい。おつゆは飲み干してしまう。ごちそうさまでした。美味しかった旨伝えて店を出る。
吉田のうどん とがわ (山梨県富士吉田市上吉田 駅ビルB1F)
駅ビル6階は富士山展望デッキ
列車の出発までもう少し時間があるのでエレベータで登ってみた。
富士急ハイランドを望む
富士急ハイランドは昭和60年に一度行ったきり。
富士山(3,776m)
1階の改札階に降りて入場する。
河口湖線より列車が入ってきた
国鉄→JRの車両。
富士山麓電気鉄道 大月線 普通 1456M列車 [211系N324編成 ] (富士山)
車掌さんのいる後部の車両が先頭となり、運転士さんが乗ってきて進行方向を変え出発する。河口湖発高尾行普通列車。大月より中央本線に直通する。乗車券も高尾まで買っており丁度いい。車内はボックス席のあるセミクロスシートだが、多くの外国人観光客で混雑している。扉の側の窓を背にしたベンチシートに空席を見付け腰掛ける。
大月線で富士山を出発
河口湖線の線路が分かれてゆく
今回は河口湖線には乗らなかったけど、乗りつぶしはとうの昔に済ませているのでいいでしょう。御殿場駅からバスで河口湖駅に来て、そこから富士急行の列車に乗った。もしかすると富士山駅は富士吉田駅の時代を含めて今回初めて乗り降りしたのかも知れない。
三つ峠で下り列車と交換待ち
特急〔富士回遊11号〕 2111M列車 [E353系S210編成] (三つ峠)
桂川を渡る (都留文科大学前-十日市場)
また途中駅で下り普通列車と交換する。元国鉄205系の6000系が満員電車で吊革につかまっている若い西洋人の姿が見える。日本在住なのか遠来の訪日観光客なのか判らないがお疲れ様です。平日でこの混雑だと、週末はどうなる事かと思う。朝が早かったのでウトウトする。目覚めると大月だが扉がまだ開かない。連結作業中であった。扉が開くとほとんどの客、つまり外国人観光客が下車する。
JR東日本 中央本線 普通 1456M列車 [211系N324編成 ] (大月)
富士急行線内は3両編成だったが増結して、多くの外国人客が下車したので車内は閑散とした。ボックス席に移動する。外国人客は皆が特急に乗り換えるのだろうか。訪日外国人向けの特別企画乗車券を所持していて特急も乗り放題なのかと思う。「JR TOKYO Wide Pass」では富士急行線などの私鉄もエリアに含まれている。富士山駅で普通乗車券を買う外国人も見掛けたけど。
桂川を渡る (鳥沢-猿橋)
中央本線では空いた列車でのゆったりとした旅となった。山梨県より神奈川県を経て東京都、甲斐国より相模国を経て武蔵国に入った。終着の高尾に到着する。
211系車内の様子
JR東日本 中央本線 普通 1456M列車 [211系N324編成 ] (高尾)
大月線 普通 1456M 富士山(10:48)→高尾(12:27) クモハ211-1008 運賃1,630円
※高尾-大月間はJR東日本中央本線。
中央本線で高尾に到着
改札に向かうと上り特急列車が通過してゆく。外国人観光客の人たちの乗り換えた列車だろう。ところで富士山駅出札口で購入した乗車券の裏は白かった。磁気券ではない。有人窓口で切符を渡して出場する。券売機で買うと磁気券だそう。現金で買うならSuicaを使うかな。
JR東日本 中央本線 高尾駅《北口》 (東京都八王子市高尾町)
風格ある木造駅舎。昭和2年の大喪の礼の時に新宿御苑に設置された仮設駅舎を移設したもの。
構内の様子
Suicaにチャージして自動改札より入場する。しかし中央本線に乗るのではない。高尾には高尾線が乗り入れている。
京王電鉄 高尾線 高尾駅 (東京都八王子市初沢町)
左がJR南口、右奥が京王南口、右手前が京王線連絡口の各改札。Suicaで京王線連絡口の改札を通過。後で履歴印字して確認すると、高尾で入場、高尾で出場で0円。次の行で京王高尾で入場となっていた。高尾からは京王線を利用する。
京王電鉄 高尾線 普通列車 [8000系] (高尾)
高尾線で高尾を出発
高尾山口発新宿行普通列車に乗車。高尾線の車窓には宅地開発された丘陵地が広がる。
北野で京王八王子発新宿行特急列車に乗り換え…
京王電鉄 京王線 特急列車 [7000系] (新宿)
高尾線 普通 高尾(12:39)→北野(12:49) 8207
京王線 特急 北野(12:53)→新宿(13:33) 7223
◆高尾-新宿間のIC運賃367円
分倍河原、府中くらいはわかるが、あまり駅名に馴染みのない路線である。新宿から西へ行く路線では、中央本線と小田原線くらいしか馴染みがない。ウトウトするうちに終着の新宿に到着した。
(おわり)
京王線で新宿に到着