東京九州フェリー〔はまゆう〕 フォワードサロンからの眺め
令和5年7月11日火曜日。東京九州フェリー〔はまゆう〕で太平洋を航行中。船内には大浴場があり入浴する。露天風呂もあり、潮風を受けながらのお風呂は最高だった。さて僚船の〔それいゆ〕が昨夜、横須賀港を出港して新門司港に向かっている。途中ですれ違うはずだが、どうも見逃したようである。実に残念。船会社のサイトによると10時12分だった。屋外の甲板に出てみる。
10時55分 陸地が見える
潮岬(和歌山県東牟婁郡串本町) これまで令和5年7月11日撮影
本州最南端の地としてかねてよりその名は承知しているが、実はまだ行った事がない。今年1月には上空から見ている。空から、海から眺めるも、自分には未踏の地である。
和歌山県東牟婁郡串本町付近 令和5年1月11日撮影
ホテルかな? これより令和5年7月11日撮影
くしもと大橋
梶取埼灯台 (和歌山県東牟婁郡太地町)
はまゆう 小樽
東京九州フェリーの横須賀-新門司航路に就いている〔はまゆう〕だが、所有者はグループ会社の新日本海フェリーであり、母港は小樽港となっている。なまら北海道行きたい。
紀州沖を離れると暫く陸地は見えまい。
スポーツルーム
船ではうだうだするので運動はしない。
再びフォワードサロン
たいへん静かな空間で飲食は禁止されている。文庫本を持ってきて読んでいたが、ついウトウトしてしまう。正午前にレストランの営業を知らせる船内放送が。昼食営業も1時間程度なのだが、正午から一寸間をあけてレストランに入る。
テーブル席へ
カウンター席が適度に埋まっているので、一人で申し訳ないが四人用のテーブルを使う。
サッポロラガービール(650円)
麦酒は瓶がサッポロとアサヒから選べる。ジョッキはキリン一番搾りらしい。列車食堂やフェリーの食堂などの乗り物の食堂では瓶ビールが飲みたい。赤星(サッポロラガービール)とはいい。
門司焼カレー(1,000円)
門司のサッポロビールの工場は移転したけど、サッポロビールを飲み、門司の焼カレーを注文する。
いただきます♪
門司で食べたのとはまた違うけど美味しかった。麦酒によく合う。そういえばこの船で普通のカレーを食べていない。また次回の楽しみに取っておく。
コーヒー(200円)
料理は卓上のタブレット端末から注文して、席まで運んでくれるが、コーヒーはレストラン内に設置されている豆から挽くコーヒーメーカーを利用。硬貨を投入し紙コップに入れて自分で席まで持ってくる。これも美味しい。ごちそうさまでした。さて、フォワードサロンで椅子に腰かけ本を読んでいても寝てしまうなら、寝台に潜り込んで寝た方がいいでしょう。午後4時頃まで寝ていた。
丸永製菓 あいすまんじゅう(180円) ジョージア テイスティ(150円)
起きたところで売店でアイスとコーヒーを購入。Suicaで支払うが海上で通信に時間がかかるらしく、直ぐにピピっとはいかない。
いただきます♪
九州限定のアイスか、と思って食べていたが、関東のコンビニエンスストアでも販売していた。
レストラン後方のデッキ
ここでは船上バーベキューが楽しめる。但し「完全予約・抽選制」である。以前、といっても大分前だが、新日本海フェリーのデッキでホットプレートでジンギスカンを食べた事がある。その時は予約も要らなかったが、今は知らない。メニューを見る限り、東京九州フェリーではラム肉はないが、ここでBBQで生ビールとか旨いに違いない。
レストランの様子
吹き抜けのエントランス
平成28年7月16日に新潟港から新日本海フェリー〔らいらっく〕(18,229t・定員846名 ※現在の数値)に乗船しているが、〔はまゆう〕(15,515t・定員268名)はそれよりも少し小振りなようだ。全長は〔ライラック〕が199.9m、〔はまゆう〕が222.5mと長い。巨大船(長さ200m以上の船)は備讃瀬戸航路、水島航路等における夜間航行が禁じられている。〔はまゆう〕は新門司港を出港すると豊後水道を経て太平洋に出たけど、そもそも夜間は備讃瀬戸を通過できなかったのかと思う。北海道航路より定員は少ないが、九州航路があって利用出来るのは嬉しい。
ツーリストAの寝台 ※未使用
枕灯に電源コンセント、USBコンセントもある
ひとつ上のクラス、ツーリストSは個室で鍵がかかり、テーブル、イスの他にテレビがある。お相撲が見たいのでテレビのある部屋にしようかと思った。アップグレードには6,000円かかる。衛星放送は映るだろうが、十両の途中から地上波の放送となり、衛星波は4Kだけの気がする。事前にテレビで地上波や4Kも映るのか確認出来ず、テーブル、イスがあっても寝台で寝ているだけなのでツーリストAにした。自分のよく見る旅行動画の諸氏の誰もがこの航路ではツーリストA利用だったのもある。
〔はまゆう〕の航路を見る
そろそろ伊豆大島(東京都)近海へ
伊豆半島(静岡県)
ハイボール(370円)
夕食は下船してからとも思ったが、横須賀から帰宅してから食べるとなると遅くなる。部屋をアップグレードしなかったので6,000円浮いたと考える事が出来る。朝・昼・夕と三食食べてゆこう。夕食の営業は午後6時から1時間程度だが、朝食や昼食の時よりレストランは混み合っている。カウンター席は相当埋まっている。トラックの運転士さんは船を降りてから本番なので、仕事前に食事を済ませるのかなと思う。また一人だが四人用テーブルを使う。運転のある人には申し訳ないがハイボールで一盞する。下船まで2時間一寸なのでアルコール類の販売はないのかと思ったが大丈夫だった。
オリジナルハンバーグ(900円) ライス・サラダ・スープ(300円)
航海最後の夕食だから、さよならディナーかな。
いただきます♪
このハンバークが実に旨い。付け合わせも美味しい。このレストランの食事はどれも美味しかった。新幹線から食堂車の消えた今、フェリーの美味しい食事を楽しんでゆきたい。ここだけの話、最後に新幹線列車食堂で食べたハンバーグより格段に美味しい。
コーヒー(200円)
ごちそうさまでした。
〔はまゆう〕 レストラン うらら これまで令和5年7月11日撮影
クレジット決済も出来るので使ってみたら、やはり通信に時間が掛かる。電波や天候によっては使えない事もあるそう。またレストランでは電子マネーは使えないそう。 (つづく)
新幹線〔ひかり〕 [100系V編成] (東京)
平成12年3月撮影