篠栗線 普通 5638H列車 [813系車両] (吉塚)
再び篠栗線に乗る。先程と同じ線路を長者原へ。篠栗線と香椎線の乗換駅である。
吉塚を出発して、長者原に到着
香椎線 普通 744D列車 [キハ47形車両] (長者原)
篠栗線から香椎線のプラットフォームに上がると、これから乗るのとは反対方面の西戸崎行が入線していた。この列車を見送り、暫し宇美行を待つ。
香椎線の駅名標
香椎線プラットフォームより篠栗線を望む (長者原)
やって来た宇美行に乗車。篠栗線は電化されたが、香椎線は非電化のまま。国鉄時代の気動車がゆっくりと走る。途中、須恵という駅を通る。須恵器の須恵か。随分昔から人が暮らしていたのだろう。香椎線の片方の終着駅、宇美に到着する。
宇美に到着
香椎線 普通 741D列車 [キハ47形車両] (宇美)
車止めを望む (宇美)
香椎線 宇美駅 (福岡県糟屋郡宇美町宇美)
香椎線を海の方ではなく、山の方にやって来た所にある宇美駅。宇美町のウェブサイトによると、魏志倭人伝に「不彌国」と紹介され、日本書紀や古事記にも、神功皇后が応神天皇を出産された地を「宇美(産み)」と呼ぶようになったと記述があるそう。駅舎は近くの宇美八幡宮にちなみ、お社風。なお、以前は国鉄勝田線(昭和60年廃止)と接続していたが、その駅舎は香椎線とは100m程離れていたそう。西戸崎までの乗車券(540円)を買い、宇美から海の方を目指す。
香椎線 普通 748D列車 [キハ47形車両] (宇美)
西戸崎行は宇美を出発。香椎線は単線で途中で宇美行と交換する。こちらの列車の乗客のおばはんが交換する列車内に知り合いを見つけ、窓を開け、これから天神に行くと話をしている。のんびりしている。長者原に到着。多くの乗客が篠栗線に乗り換える。天神に行くご婦人も乗り換えたろう。土井に停車。新幹線の高架線と交差している。福岡市の住宅地を走り、再び乗客も増えてきた。香椎に到着。鹿児島本線に接続。ここでも多くの乗客が降りていった。香椎を出発すると鹿児島本線を乗り越える。青い海、博多湾が見える。西鉄貝塚線が近づいてきて、和白に到着。香椎線と貝塚線は元々同じ会社の路線だったそうで、なるほど、そんな構内である。貝塚線は電化されている。
列車はこれより細長い砂洲、海の中道を走る。しかし団地もあって住宅地が続く。海も見えない。野球場で聞き覚えのある雁ノ巣を過ぎると、車窓が一変する。県道に沿い、防風林の中に走る。荒涼としている。途中、信号場があり、宇美行と交換する。海ノ中道を出発すると、博多湾沿いを走る。そして終着の西戸崎に到着した。これで香椎線の乗りつぶし終了。 (つづく)
西戸崎に到着
香椎線 普通 748D列車 [キハ47形車両] (西戸崎)
車止めを望む (西戸崎)
いずれも平成22年2月20日撮影
篠栗線 普通 5638H 吉塚(11:13)→長者原(11:21) サハ813-503
香椎線 普通 741D 長者原(11:36)→宇美(11:53) キハ47-1074
香椎線 普通 748D 宇美(12:07)→西戸崎(13:03) キハ47-78