中正國際機場 (台湾省桃園縣大園郷)
民國94年7月17日撮影
C.K.S. International Airport, Dayuan Shiang, Taoyuan, Taiwan
Sunday, 17th July 2005
免税品を買う訳でもなく、お腹も一杯なので喫茶店も様子をうかがうだけで、早々に登機門付近の席に腰を下ろす。外を見ると時折激しい雨が窓ガラスに叩きつけるように降っている。確実に颱風海棠 Typhoon Haitang(台風5号)が近づいている。そして飛行機の出発が遅れるとの案内があった。台風の雨なので、ザアッと降ったり、止んだりしている。止んだ時に離発着をしているのだろうか。こんな悪天候の中で飛行機なぞ乗りたくないが、予定を変更する術は無い。格安航空券ではどうしようもない。あとは航空会社に任せるだけである。欠航になったらどうなるのか。さすがに帰りの便は変更してくれるだろうが、ホテルはどうするのか。先に台湾旅行をした人の話では、台風で2日も足留めを食ったそうである。さて、BOARDING TIMEは13:45だが、機内への案内も始まらず、機内食もお預けである。先に昼食にして正解であった。
中正國際機場 (台湾省桃園縣大園郷)
C.K.S. International Airport, Dayuan Shiang, Taoyuan, Taiwan
財布に残った小銭で自動販売機から黒松の天霖純水(ミネラルウォーター・25元)を買う。これが台湾最後の買い物となった。ペットボトルは600mlと少し量が多い。これは日本へ自分用の土産とする。近くの席に腰掛けている人の話し声が聞こえてくる。ご年配の夫婦は、これから福岡に帰るらしいが、台北→福岡ではなく、台北→成田→羽田→福岡と帰るらしい。奇想天外の大移動である。飛行機の出発が遅れてヤキモキしているようだ。なんだかお疲れのようでもある。この経路の方が運賃が安いのか。それとも往路で東京に用事でもあったのか。恐らく成田→羽田が最も辛いのではないか。日曜日の夕方の東関道(上り)は混んでいるだろう。
出発が遅れている割には待っている人が少ないなと思っていたら、登機門は一階下であった。そこには沢山の人が待っていた。腰掛けようにも空席はどこにも無い。人が多くて疲れるけど、出発の情報を知りたいので、ここで待つ事にする。パッと見渡して台湾人が多い。台湾発の台湾の航空会社の便だから当たり前だけど。観光と思われる人が多い。台湾での日本人気を台湾で目の当たりにした。存分に日本での休日を楽しんできてもらいたい。物価はちと高いだろうが。
ようやく機内への案内が始まる。上等の客や子供を連れた客から案内するのは、仕方が無いけどじれったい。經濟艙(Economy Class)の順番となり、自動チェックイン機で手続を済ませた登機證を見せると止められた。何かと思えば、手続の時に航空券が回収されていなかったのだ。カウンターで手続すれば、その場で回収するだろうが、自動チェックイン機では回収しなかったのだ。係員が日本語を話せるので助かる。言葉が解からなければ事情も解からないので、余計な心配をしただろう。大勢の人の前で鞄をさぐり、航空券を取り出す。無事、航空券(復路)は回収され、航空機へ乗ることが出来た。 (つづく)