旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

わたらせ渓谷線

2023-11-08 21:00:00 | 鉄道

丸美屋自販機 (群馬県みどり市東町花輪)


天ぷらうどん(300円)

令和5年10月29日日曜日。群馬県で自動販売機のうどんを食べた。美味しかった。ごちそうさま。


国道122号沿いにある





国道は花輪駅のある集落の山側を通っている。行きは上り坂がきついが、帰りは下りでらくらく。


駅が見えてきた


猫に睨まれる…


駅裏に到着





自由通路はない。桐生方に㉔不動道踏切(第4種踏切道)、間藤方に㉕学校前踏切(第1種踏切道)がある。駅構内に勝手踏切のようなものがみえる。


1面1線の構内


線路の曲がり具合からして元は1面2線のようだ


みどり市旧花輪小学校記念館 (群馬県みどり市東町花輪)

立派な木造校舎が見えたのでやって来た。





明治6年開校、平成13年閉校となった花輪小学校。同校の卒業生で日本鋼管の創立者である今泉嘉一郎氏の寄付で、昭和6年に建てられたのがこの校舎。また卒業者で校長も務めた石原和三郎氏は童謡「うさぎとかめ」を作詞されたそう。花輪駅で「うさぎとかめ」のメロディが流れていたのはそういう訳だが、これは後で知った。


間藤方を望む


駅に戻ってきた



駅の時刻表によると当分列車は来ない。その辺を散策してみる。




群馬県道349号(一)花輪停車場線 東村 花輪

勢多郡東村は平成18年に山田郡大間々町、新田郡笠懸町と合併してみどり市となった。群馬県には複数の東村が存在していたのは知っていたが、ここもその一つ。多い時には五つの東村が群馬県に存在していたそう。群馬県東村では特定出来ないので群名は省けない。広島県だと旧国名をつけて備後府中(府中市)、安芸府中(安芸郡府中町)と呼ぶ感じか。広島県府中市武蔵国の東京都府中市とも重複する。ちなみに群馬県東村は平成の大合併ですべて消滅した。


国道の旧道らしき県道へ

国道が市街地を迂回しているので、県道は通過車両が入って来ないのか交通量は少なく落ち着いている。国道のある山の方からエンジン音など聞こえてくる。突如、踏切の警報音と列車の走る音が聞こえる。花輪駅の時刻表にはなかったけど、通過するトロッコ列車のようだ。線路から離れていたので写真は撮れず。銅街道花輪宿を行く。東村役場(現みどり市役所東支所)も花輪にある。


風格のある煙草店


渡良瀬川を望むが…

ここはちょっと川まで遠い。


丸美屋商店 (群馬県みどり市東町花輪)

お店は閉まっているが、屋号を見てうどんの自動販売機と関係あるのかなと思う。



後で再びお店の前を通った時に見掛けたポスター。まず関係あるでしょう。


東瀬橋

渡良瀬川に架かる東瀬橋。




下流側を望む


上流側を望む


わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 723D列車 [WKT-520形]
(花輪-中野)

列車の通過を見てみる。桐生間藤行普通列車。1両編成である。






わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 花輪駅(群馬県みどり市東町花輪)

また駅に戻ってきた。列車本数が少ないので、列車で丸美屋自販機を訪れる方は予め時刻表を見て計画を立てられたし。帰りの列車については無計画だったので花輪に2時間弱滞在する事となった。




旧村名の駅名標




わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 724D列車 [WKT-510形+WKT-500形](花輪)


metro わたらせ渓谷線で花輪を出発symbol6

往路で乗った列車が終点で折り返し帰ってきた間藤桐生行普通列車に乗車する。2両編成だが、後ろの車両は締め切って乗車する事が出来ず、前の車両のみ乗車出来る。後ろの車両は大間々で切り離すという。車内は混み合っており通路に立つ乗客も多数。どういう事情か判らないが、空気を運ぶくらいなら乗せてくれればと思う。WKT-510形はセミクロスシート。ボックスシートの進行方向とは逆向きで通路側の席に空席を見付け腰掛ける。往路もそうだったが、大間々から(まで)アテンダントという乗務員が乗務している。大間々に停車すると多くの乗客が下車するが、車内はガラガラとはならない。1両編成となり出発。相老に到着。下車する。

わたらせ渓谷線 普通 724D 花輪(15:50)→相老(16:26) WKT-512

※特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」利用


わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 相老駅東武鉄道 桐生線 相老駅 (群馬県桐生市相生町)

明治44年、山田郡相生村(昭和29年に桐生市に合併)に足尾鉄道相生駅として開業したが、山陽本線相生駅(兵庫県相生市)との重複を避けるため、翌年の明治45年に相老駅に改称されている。




わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線 普通 724D列車 [WKT-510形](相老)

桐生大間々行普通列車と交換。


駅頭にはわたらせ渓谷鐵道の清涼飲料水の自動販売機が




左の桐生線は1面2線、右のわたらせ渓谷線は2面2線の構内

今は撤去されているが、わたらせ渓谷線には中線の跡が見える。かつては足尾銅山からの貨物列車が走っていたのだろう。今日訪れた花輪駅も、以前は交換可能だった。


普通列車が相老を出発


特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」(2,670円)


特急券 相老 ➡ 東武動物公園(1,050円)

相老で下車したのは東武電車に乗り換えるため。今日は特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」を利用しているが、桐生線全線、伊勢崎線(川俣-伊勢崎間)でも使えるので、川俣以遠は乗り越し精算するとして、特急券のみ購入する。待合室で列車を待つ。



屑物入に国鉄を感じる。知らんけど。


駅頭の様子


改札口と出札口

わたらせ渓谷鐵道の駅だが東武の特急券が出札口で購入出来る。自動券売機も設置。改札口には簡易改札機が設置されているが、わたらせ渓谷線では交通系ICカードは利用出来ない。東武線で利用出来る。交通系ICカードで入場しようとしてエラーとなった女性客が。駅員さんが確認すると往路の相老で出場となっていなかったそう。出場用の改札機にタッチし、今度は入場用の改札機にタッチして入って行った。時間制限はないのだなと思う。


東武鉄道 特急〔りょうもう19号〕 1819列車 [200系] (相老)

浅草赤城行特急〔りょうもう19号〕が入ってきた。この列車の折り返しに乗るのだろう。


わたらせ渓谷鐵道 臨時〔トロッコわっしー6号〕 8724D列車
[WKT-550形] (相老)




〔トロッコわっしー号〕が相老を出発


東武鉄道 特急〔りょうもう38号〕 1838列車 [200系] (相老)



赤城浅草行特急〔りょうもう38号〕が入ってきた。乗車する。


metro 特急〔りょうもう〕で相老を出発symbol6


200系の車内の様子



車窓はすっかり暗くなってきた。単線の桐生線を運転停車で交換しながら進む。太田からは乗客が増えてきた。伊勢崎線に入るが単線区間である。群馬県より栃木県、上野国より下野国に入り足利市に停車。今度は栃木県より群馬県、下野国より上野国に戻り館林に停車。この先の伊勢崎線は複線となる。川俣を通過して利根川を渡る。群馬県より埼玉県、上野国より武蔵国に入る。東北本線と接続する加須で下車する客が多い。列車は日光線との接続駅、東武動物公園に到着。下車する。


東武鉄道 特急〔りょうもう38号〕 1838列車 [200系] (東武動物公園)






metro 特急〔りょうもう〕で東武動物公園に到着symbol6


夜空には旧9月15日の満月

明け方には部分月食もあったそうである。


月齢14.4


東武鉄道 伊勢崎線 急行列車 [営団8000系] (東武動物公園)

南栗橋中央林間行急行列車に乗車。


metro 伊勢崎線で東武動物公園を出発symbol6


東武鉄道 伊勢崎線 急行列車 [営団8000系] (新越谷)

特急〔りょうもう38号〕 1838レ 相老(17:04)→東武動物公園(18:16) モハ209-2
伊勢崎線 急行 東武動物公園(18:22)→新越谷(18:42) 営団8815

◆相老-東武動物公園間の特急料金1,050円
※相老-川俣間は特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」利用
◆川俣-新越谷間の運賃670円


metro 伊勢崎線で新越谷に到着symbol6

新越谷で下車する。有人改札で特急券を渡し、特別企画乗車券「ぐんまワンデーパス」を見せて乗り越しとなる川俣新越谷間の運賃670円を支払い出場する。せっかく特別企画乗車券を購入したけれど、あまり乗らなかったので普通運賃で旅行した方が安かった。飲み放題にしたけどあまり飲まなくて、普通にメニューから注文した方が安かったみたいな。


8月には阿波踊りが行われていた通りから満月を望む いずれも令和5年10月29日撮影

伊勢崎線新越谷駅に接続するのは武蔵野線南越谷駅。南越谷で食事をして帰った。 (おわり)