旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ぐるり切符の旅 青森到着

2011-04-17 00:00:00 | 列車の旅

寝台特急〔日本海〕 4001列車 [EF81 106号機牽引] (秋田)

日付が変わって平成22年11月22日月曜日。列車は羽越本線を走っている。羽後本荘を出発したところで目覚める。車窓はまだ真っ暗だが、秋田で下車する客が身支度を整えている。自分の寝台の上段と向かいの下段の女性も秋田で降りる。他にもかなりの人数が降りるようだ。秋田までの利用者が多いのは、寝台特急〔日本海〕で日本海縦貫線を直行する方が、新幹線〔のぞみ〕〔こまち〕を東京経由で乗り継ぐより割安だからか。新幹線でも6時間以上座席に座っていなければならず、それなら12時間寝転がっている方が楽だからか。ともあれ結構な乗車率でめでたい。早暁の5時35分秋田着。東北新幹線と直通運転する新幹線〔こまち〕の姿も見える。


metro 秋田で5分間停車symbol6

少し停車時間があるので、プラットフォームに降りて缶コーヒーを買うついでに、機関車を見てくる。電源車も確認する。これで列車の頭から尻尾まで確認出来たので、先頭の青森方より記す。

平成22年11月21日(始発駅基準)
寝台特急〔日本海〕 列車番号4001

電気機関車 EF81 106号機
電源車 カニ24 25
12号車 A寝台(客車二段式) オロネ24 2
11号車 B寝台(客車二段式) オハネフ24 27 smoke
【10~7号車は連結せず】
6号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 38
5号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 32
4号車 B寝台(客車二段式) オハネフ24 8 smoke
3号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 218
2号車 B寝台(客車二段式) オハネ25 215
1号車 B寝台(客車二段式) オハネフ24 10 smoke

寝台に戻り、暖かい缶コーヒーを開けていると、隣の線に停まっている奥羽本線上りの新庄行普通列車に大阪から乗っていた女性が乗り換えていた。寝台特急〔日本海〕は秋田より終点の青森まで奥羽本線を下る。秋田を出発しても暫く暗かったが、東能代を前に明るくなってきた。晩秋の秋田県の車窓を楽しむ。


紅葉は終わったか (白沢-陣場?)


fuji 岩木山(1,625m)が見える! (撫牛子-川部?)

青森県に入り、弘前に到着。高岡から乗ってきた向かいの上段の男性が下車する。車窓には岩木山。お岩木山といえば、帰ってこいよ♪松村和子(昭和55年)を思い出す。列車は津軽平野を後にして、青森を目指す。


新青森を通過!

津軽新城を通過すると、程なく新青森を通過する。慌ててカメラを構える。あまりに慌てていたので、梯子に脛をぶつけて痛い。そんな事とは関係なく、大阪から走り続けてきた列車は、本州の北の終着駅に敬意を払うかのように、ゆるゆると入線している。青森8時34分着。15時間弱の列車の旅が終わった。


寝台特急〔日本海〕 4001列車 [EF81 106号機牽引] (青森)


寝台特急〔日本海〕のヘッドマークとテールマーク!


metro 青森に到着symbol6


回送を待つ寝台特急〔日本海〕と青森ベイブリッジ (青森)


〔リゾートあすなろ〕 [HB-E300系車両] (青森)

構内にはダイヤ改正で登場する、ハイブリッド気動車のリゾート列車が停まっていた。


寝台特急〔日本海〕の特急券・B寝台券(9,450円)

改札で特急券・B寝台券に「乗車記念」の押印をしてもらい、これは記念に持ち帰る。東京都区内からの乗車券には途中下車印を押印してもらい、出場する。青森駅では、さすがに新幹線開業間近という雰囲気が伝わってくる。しかし、ここには新幹線は来ないし、東北本線の駅でさえなくなり、青森の表玄関の座を譲る事になるのだろう。


開業まであと12日!


東北本線 青森駅 (青森県青森市柳川)


Festival City アウガ (青森県青森市新町)

さて、新ターミナルとなる新青森駅に移動する前に朝ごはん。駅から程近いアウガという商業施設の地下が市場になっており、朝から営業している。何軒か食堂があり、しじみラーメンを食べる事にする。しじみは宍道湖のほど大きくないようだが、いいだしが出ていて旨かった。 (つづく)


十三湖しじみラーメン(830円)


めんショップ すゞき (青森県青森市新町)
いずれも平成22年11月22日撮影 ※切符の画像をのぞく