旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

東日本縦断の旅 小樽→札幌

2008-09-06 23:59:15 | 列車の旅

函館本線 小樽駅 (北海道小樽市稲穂)

小樽では5分の待ち合わせで、15時34分発の快速〔エアポート160号〕に接続する。これに乗り換える予定だったが、せっかくの小樽なので散策する事にした。今日は列車に乗って、長万部で蕎麦を食べただけである。昨日もか。一昨日はうどん。駅前から延びる中央通を運河の方へ歩く。下り坂となっている。途中で明治13年(1880)に北海道で最初に開業した路線跡を通り過ぎる。


駅前の中央通の先には海が! (北海道小樽市稲穂)


旧手宮線が保存されている! (北海道小樽市色内)


小樽運河 (北海道小樽市色内)
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小樽運河に到着。平日で天気も優れないが観光客はいる。中国語も聞こえてくる。中央橋から浅草橋まで運河沿いに歩き、日銀通りの坂を登って小樽駅まで帰ってきた。次の札幌方面への列車は16時34分発の快速〔エアポート170号〕で、ちょうど一時間後の列車に乗る事になった。ふと切符を見ると、新松戸入場時に自動改札機で開いた丸い穴に重なるようにして、四角い穴が開いているのを見つける。さっきまで気付かなかったので、小樽で開けられたのだろう。何はともあれ札幌へ向かう。小樽は雨が降っていなかったから、札幌の天気も大丈夫だろう。


快速〔エアポート170号〕 3954M列車 [721系車両] (小樽)

車内にJR北海道のIC乗車券「Kitaca」の中吊り広告が出ている。「今年の秋、デビュー!」とある。ちなみにSuicaとのIC乗車券および電子マネーの相互利用は平成21年春からの予定。小樽を出発した新千歳空港行の電車は、複線電化となった函館本線を市中心部を見下ろしながら走る。旧手宮線が近づいてきて南小樽。北海道で最初に開業した鉄道は、この先は今の函館本線となる。小樽築港を過ぎると線路は海沿いに出る。こんなに海沿いでは保線が大変だろうと心配するほど海沿いである。おかげで車窓から石狩湾が心ゆくまで眺められる。

※小樽以東の地図

函館本線 快速〔エアポート170号〕 小樽(16:34)→札幌(17:06) クハ721-4102

銭函で海岸と離れ、後志管内から石狩管内に入る。これより札幌市となる。郊外の住宅地が拡がる。小樽築港から無停車だった快速は手稲に到着する。やがて線路は高架となり中心部が近づいてきた。琴似に停車した後は、左から近づいてくる札沼線と競馬場を見て桑園を通過し、列車の旅の最終目的地の札幌に到着した。使用した切符は特別企画乗車券「北海道&東日本パス(普通列車限定)」(10,000円)、指定席券〔ムーンライトえちご〕大宮→新潟(510円)、B自由席特急券〔白鳥〕津軽今別→函館(1,300円)で、合計11,810円で札幌までやってきた。


快速〔エアポート170号〕 3954M列車 [721系車両] (札幌)


足掛け四日で札幌に到着! (札幌)

札幌に着いたところでなんだが、プラットフォームの反対側には寝台特急〔北斗星〕が出発を待っている。かつて〔北斗星〕は三往復運転されていたが、今では一往復きりである。こちらも寂しい限りだが、海峡線内の北海道新幹線工事に伴う減便という。〔富士〕〔はやぶさ〕には無い食堂車が連結されているのは羨ましい。カマ(機関車)を見に行く。二重連で迫力があるが、先頭はプラットフォームに掛かっておらず、ヘッドマークを撮影することが出来ない。


寝台特急〔北斗星〕 2列車 (札幌)


こちらは一晩で上野に到着する!

17時12分の〔北斗星〕出発を見送ってから改札口に向かった。駅から出た南口広場ではビアガーデンの準備がされている。しかし今晩のビールを飲むのはここではない。 (つづく)


函館本線 札幌駅 (札幌市北区北6条西4丁目)
いずれも平成20年7月22日撮影