旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

続台湾日記 出国そして機内

2006-12-24 23:59:17 | 台湾日記

シャトルシステム (成田国際空港

機内持込み手荷物はX線検査、人は金属探知機による検査を受ける。テレビ報道で液体は全く駄目という話を聞いていたが、台北へは何の問題もない。米国へ向かう便は、持ち込み禁止が厳しいようだ。次は出国審査。前回出国した時は混雑していて大変時間がかかり疲れたが、今日はスムースである。入国審査官に渡航先は台湾と答えて、出国のスタンプをもらう。これで一応、日本国を出国した事になる。どうみても千葉県成田市な訳だが。シャトルシステムに乗り、搭乗口のあるサテライトに移動する。


中華航空チャイナ エアライン)で出発
いずれも平成18年11月24日撮影

サテライトには土産物のほか、軽食を供するところがある。空いているし、とっとと出国して、ここで軽く食べればよかったと思う。土産物は日本各地の物を扱っており、白い恋人もある。出国審査後のエリアとはいえ、千葉県で売っているものを、わざわざ北海道から買って帰っている事に疑問を覚える。搭乗口前に到着。恒例だが、時計を117番で渡航先の時間に合わせる。台湾は中原標準時間で、日本標準時(中央標準時)との時差は1時間である。時計を1時間遅らせる。時差が少ないのは楽だが、たまには昼夜逆転する位の所へ行きたいとも思う。

機内への案内が始まり、上等の旅客から搭乗して行く。切符はエコノミークラスだが、座席が後方なので、エコノミークラスの中では最初の搭乗となる。手荷物を座席上の棚に仕舞い、窓側の席に落ち着く。隣の席には中文の新聞を持ったご婦人がやって来た。日本語を話していたので、日本在住の台湾人のおばさんと思われる。

いよいよ機体が動き出して、第2ターミナルから離れたA滑走路(4,000m×60m)に向かう。暫定並行滑走路(2,180×60m)からは離陸できないんだろうけど、ちと遠いねぇ。誘導路に離陸を待つ航空機が連なる。いよいよ離陸。離陸後の高度を上げている感覚は何ともいえず気持ちが悪い。しかし地上を離れての天空からの眺めはよい。九十九里浜が見えるが美しい。野島崎、三浦半島。雲で見えなくなるが、また晴れて浜名湖、伊良湖岬と見えてきた。伊勢湾を渡ってお伊勢さん。上から拝んでいいものやら。紀伊半島の途中でまた雲に隠れてしまった。

機内食が始まった。まだお腹が空いていない。ご飯物でなく、リコッタチーズとほうれん草のラビオリのバジルクリームソースを選ぶ。これとパンで白ワインをいただく。烏龍茶とコーヒーを飲み、デザートまで残さず平らげてしまう。本当に満腹だが、中華航空の食事は旨いので食べられるのだろう。食後に座席の液晶テレビと格闘していたら、隣のおばさんが親切に教えてくれる。ビデオを見ようとも思ったが、地図と現在位置を示す画面に戻して、音楽を聴く。鹿児島上空を過ぎると、海上を飛行する。窓の外は雲海で、見るべきものはない。仮眠する人もいるので、日除けを下ろしておく。

客室乗務員から配られた入境登記表に記入する。前回、これを用意していなかったので、入境に非常に手間取った。もう勝手が判っている。台湾が近づいてきた。近くに先島諸島があり、日本国の広さ(細長さ)を改めて認識する。日除けを上げて、下を見てみる。まだ海しか見えない。曇り空のようだが、海岸線が見えた。そして領空に入った。地面が赤く、池の多い風景だ。台湾に来た事を実感する。中正國際機場から改称した臺灣桃園國際機場の跑道(Runway)を前方のカメラの映像で確認する。北跑道(3,660m×60m)か南跑道(3,350m×60m)か判らないが、無事に着陸した。 (つづく)