旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

東北6県完全制覇の旅 秋田散策

2006-08-02 17:00:59 | 列車の旅

赤れんが郷土館[旧秋田銀行本店](秋田県秋田市大町)

平成18年7月17日月曜日「海の日」。秋田での朝を迎える。テレビをつけると県内で発生した痛ましい児童2人の殺害事件のニュースをしている。8時頃に朝食をとるべくバイキング会場に行くと混雑している。ちょうどピークに当たったようだ。席が確保出来るかなと心配したが、すぐに空席が見つかり朝食を済ませる。いぶりがっこ(大根の燻製の漬物)がいい味を出している。御飯のお供はもとより、酒のあてによさそうだ。9時過ぎにチェックアウトするが、今日乗る列車の発車まで間がある。市内を散策してみる。

赤れんが郷土館を目指して歩く。ホテルのあるこの辺りは川反という飲食店街である。高級そうな料亭からラーメン屋まで揃っている。昨夜はどうして駅前まで戻ってしまったのかと思うが、竿燈を見られたから、まあいいか。赤れんが郷土館は撮影するが中には入らない。


竿燈大通り (秋田県秋田市大町)

大きな通りに出ると、中央分離帯で何やら工事をしている。どうやら秋田竿燈まつりの観覧席を設営しているようだ。


旭川 (秋田県秋田市大町)


穴門の堀 (秋田県秋田市千秋明徳町)

千秋公園に立ち寄る。ここは久保田城址である。お堀の内側には県民会館、美術館、学校などが建っている。東海林太郎記念碑もあり、東海林太郎の歌声が公園に響いている。上り坂となり二の丸、本丸を目指す。しかしこれらは今はない。明治13年(1880)の大火でほとんどが焼失している。何たる事かと思っていると、焼け落ちた御社がある。八幡秋田神社である。平成17年(2005)、放火により焼失している。犯人には天罰が降るであろう。再建された表門、御隅櫓を見てまわる。かつての多くの建物はないが、東北の地に壮大な城があったのだなと思う。もう少しゆっくりしたいが、列車の時間もあるので駅へと向かう。 (つづく)


御隅櫓 (秋田県秋田市千秋公園)