レンタカーで出発
令和5年12月16日土曜日。千葉県香取市の佐原で中断していた千葉県一周を再開する。
新京成電鉄 新京成線 普通列車 [8800形?] (くぬぎ山-北初富)
先日と同じように国道464号を成田へと向かう。そして鎌ケ谷市内はやはり渋滞している。新京成線の踏切にかかり、上下列車を見送る。新京成電鉄の本社が近くにある。新京成電鉄は京成電鉄に吸収合併する事が決まっている。鎌ケ谷市街地を避けて迂回するがこちらも渋滞している。野田線の踏切にもかかり、上り列車を見送る。国道464号北千葉道路に入り快走する。流れの悪い箇所もあったが概ね満足である。北総線・成田空港線と並走する、いや高速で抜かれてゆく。バイパスは途切れ国道408号を経由して国道51号へ。佐原で国道356号に入るが、間違えてバイパスではなく現道の方だった。バイパスに合流して道の駅で小休止。
道の駅 水の郷さわら (千葉県香取市佐原イ)
利根川を望む
対岸は茨城県…ではない
この辺りは利根川が県境となっていない。それでは道の駅を出発。千葉市と茨城県水戸市を結ぶ国道51号。その高架と立体交差する交差点で千葉県一周の再開となる。国道51号の水郷大橋で利根川を渡った先は茨城県稲敷市。佐原から凡そ利根川の右岸を川に沿って遡る。市街地を抜けると土手の上をバイパスは行く。実に気持ちのいい道路。但し小動物が横たわっているのを見掛けると心が痛む。香取市より香取郡神崎町に入る。利根川には県境を越える神崎大橋が架かる他、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の橋梁も架かる。暫定2車線だが4車線化の工事中でもう1本の橋が架橋中である。圏央道神崎ICを過ぎると成田市に入る。利根川に架かる常総大橋との交差点で国道から逸れる。
自動販売機のうどんを食べに来た
以前うどんを食べに来たお店が経路の近くにあったから寄り道して昼食。店内には他のお客さんが誰もおらず、自動販売機に販売中などのランプが点灯しているように見えないので食べられないのかなと思ったが、硬貨を投入しボタンを押すと調理を始めた。
天ぷらうどん(350円)
天ぷら(かき揚げ)♪
麵はこんな感じ♪
うどんの写真を撮っていると他のお客さんが1名来店。さて二箇月振りに食べたけど美味しかった。ごちそうさまでした。
オートパラーシオヤ (千葉県成田市猿山)
国道408号 長豊橋 (千葉県成田市・茨城県稲敷郡河内町)
国道356号に戻り、千葉県一周を再開する。常総大橋のひとつ上流の橋までやってきた。
上空には全日空機が
利根川の向こうを高度を落として西へ飛行する航空機を何機も見掛けるが、この辺りで進路を変えて成田国際空港(NRT RJAA)に向かい着陸するものと思われる。印旛郡栄町に入る。道路沿いに紀文の工場があっていい匂いがする。よつ葉乳業の工場も見える。バイパスに不自然な曲線があり速度を落として通過する。印西市に入る。国道は川から離れるが土手沿いの県道を走る。我孫子市に入る。
千葉県道・茨城県道4号千葉竜ヶ崎線 栄橋 (千葉県我孫子市・茨城県北相馬郡利根町)
成田線布佐駅の近く。ドライブ中の写真は信号待ちの時のくらいしかない。不意に県道に「茨城県」「取手市」のサインが現れる。河川の流路は改修で変更されており、利根川が県境と言う訳でもないのだ。茨城県取手市小堀という所。陸続きのまま千葉県より茨城県に入る。茨城県でもここは下総国のまま。千葉県一周の途中で茨城県に入ったがまあいいか。茨城県を通過して千葉県に戻る。
常磐線のガードを潜り、国道6号に入る。帰ってきた感があるが、千葉県一周の途中である。国道は渋滞している。そしてこのままでは利根川から離れてしまう。国道から田んぼの中を一直線に伸びる道を見掛けて行ってみる。入口にはポールが立っており大型車は入れない。軽自動車を借りてよかった。普通の道路とは違い農免道路らしい。抜け道なのか交通量はそれなりにある。柏市に入る。常磐新線(つくばエクスプレス)、常磐自動車道の高架と交差する。写真を撮りたいところだが路肩もなく車を停める訳にはいかない。幅員は広くないが開放的な風景の中を走る事が出来た。
千葉県道7号我孫子関宿線に入り利根運河を渡る。利根運河は利根川と江戸川とを短絡する運河である。野田市に入る。目的地は野田市だが、平成15年に野田市に編入された東葛飾郡関宿町を目指す。県道7号のどん突きから利根川に近い道に入って千葉県道17号結城野田線に至る。博物館入口交差点ですぐに県道を離れる。そして明るいうちに何とか目的地に到着する。
千葉県立関宿城博物館 (千葉県野田市関宿三軒家)
時刻は午後3時40分を回っている。そろそろ閉館なのではと思ったが、午後4時30分までという事で入館する。入場料は200円。
4階展望室からの眺め、南西を望む
硝子越しですが。窓は開けないでとの事。
北西を望む
首都圏中央連絡自動車道圏央利根川橋を望む
こちらの方角で利根川と江戸川が分かれるのだがよく判らない。圏央道は二度利根川を渡る。
北東を望む
対岸は茨城県猿島郡境町。しかしここでも利根川が県境ではない。
また北西を望む
この辺が利根川と江戸川の分岐点かな…知らんけど
なお分岐点がチーバくんの鼻の先ではない。
展望室の様子
博物館なので展示の撮影はしなかったが、この辺は撮影禁止ではないので載せておく。関宿藩主の久世氏は老中の職に就いており、朝鮮通信使に関する文書で老中に宛てられたものが展示されている。日付を見ると年号はなく干支が記してある。撮影は控えたので博物館のサイトにある資料を見ると「巳亥」とある。そんな干支はないので「己亥」の入力ミスだろうが、享保4年(1719)の事。以前に見た李氏朝鮮時代を舞台にしたドラマで清国の年号ではなく干支で年を言う台詞があったが、実際の文書でも干支のみ記されているのを見て合点がいった。第42代内閣総理大臣鈴木貫太郎閣下についての展示もある。先の大戦の終戦時の首相で関宿藩の出身。和泉国の生まれとあり、関宿藩は泉州にも領地があった事を知る。利根川東遷についての地図を見て下総国より武蔵国に移された地域を再確認する。もう少しゆっくり展示を見たいが、日没前に辺りを散策したいのでこれで博物館を出る。
蛇籠
蛇籠とは、災害復旧および河川改修の時に使われる工法の一つで、竹で亀甲形に編んだ円筒状の籠の中に自然石などを詰めて川底に入れ、川の流れを止めたり、弱めたりするものです。
(説明版より抜粋)
利根川と江戸川の船
利根川・江戸川では、大小さまざまな船が使われていました。展示している船はおもに、川漁に使われたもので1~2人乗りです。主に竹棹などで操作をしました。船底を補強する「トネギ」は固定されておらず、スライド式で取り外しできるようになっています。これは、時々はずして船底を乾燥させ、木材が腐りにくいようにするための工夫で、利根川水系の船に共通してみられる特徴です。
(説明版より)
海から 59.5 km
特定猟具使用禁止区域(銃) 千葉県
デッポウ厳禁。
チーバくんの鼻先を歩き回る
歩いて利根川と江戸川の分かれる場所まで行けるそうだが、悪路らしいので行かない。
千葉県・茨城県境
知らぬ間に千葉県より茨城県に入っていた。ちなみに利根川と江戸川が分岐するあたりも茨城県で、チーバくんの範囲を超えている。今日は陸上で千葉県から茨城県に入るのは二度目。猿島郡五霞町となる。今度は県境を意識して歩いて茨城県より千葉県に戻る。猿島郡は下総国なので県境は越えても国境は越えていない。
日本庭園
<!注意!> まむし
近づくと威嚇し襲ってきます。毒を持っているので近づけないでください(原文のまま)
何を近づけるのか知らないが、庭園には入らない。
江戸期の関宿城は廃藩置県後に取り壊されている。今の建物はスーパー堤防上に建てられた平成7年開館の千葉県立関宿城博物館である。実際の本丸跡はここから少し離れた位置にあり、本丸の建物の一部は明治4年に実相寺というお寺に移築されたそう。
これまで令和5年12月16日撮影
最もチーバくんの鼻の先にある集落。とりあえず千葉県で行きたい角は回ったか。
千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」
(Chiba Prefecture Mascot CHI-BA+KUN)
犬吠埼灯台 (千葉県銚子市犬吠埼) 令和2年11月19日撮影
チーバくんの耳の先。
野島埼灯台 (千葉県南房総市白浜町白浜) 令和3年12月28日撮影
チーバくんの足の裏。
令和3年12月28日撮影
洲埼灯台 (千葉県館山市洲崎) 令和3年12月28日撮影
チーバくんのつま先。
富津岬 (千葉県富津市富津) 令和2年5月31日撮影
チーバくんの…なんでもありません。
浦安海岸舞浜地区 (千葉県浦安市舞浜) これより令和5年12月19日撮影
後日こちらに出掛けてきた。海岸沿いに遊歩道、自転車道などが整備されている。
チーバくんの舌の先か。
護岸の向こうにまだ先があった。乗り越える事は禁止されている。
千鳥地区の方が舌の先っぽいか?
TDRのある舞浜地区の方が西側にあり、交通の便もよいので訪れた。
これまで令和5年12月19日撮影
チーバくんに遭遇! (海浜幕張駅前にて)
平成23年6月12日撮影
関宿城を後にする。今日は二度も思いがけず茨城県に入ったが、今度は意図して利根川を渡って茨城県に向かう。茨城県道・千葉県道17号結城野田線の境大橋を渡り千葉県野田市より茨城県猿島郡境町に入る。どちらも下総国で国境は越えない。圏央道の高架を潜った先にある目的地に到着。
セイコーマート 境長井戸店 (茨城県猿島郡境町長井戸) これより令和5年12月16日撮影
本州では茨城県と埼玉県にあるセイコーマートに入店する。
北海道バニラバー(98円 ※税抜き)
北海道のアイスを購入。旨い。
ホットシェフ 大きな明太子&マヨ(220円 ※税抜き)
お店で炊いたご飯でつくるおにぎりは実に旨い。
ガラナ(115円 ※税抜き)
ガラナも購入。どうして内地ではあまり売っていないのか。
セイコーマートを出発。茨城県道・千葉県道17号結城野田線の境大橋で利根川を渡り茨城県より千葉県に戻る。橋の上からライトアップされた関宿城が見える。茨城県道・千葉県道・埼玉県道26号境杉戸線との重用区間でもあったようで交通量は多いが、埼玉県方面への交差点を過ぎると交通量は激減する。境杉戸線の名前通り、境町と埼玉県北葛飾郡杉戸町を結ぶ路線で、千葉県内は経由地に過ぎないのだろう。交差点で曲がる事なく、利根川を渡る境橋と江戸川を渡る千葉県・埼玉県境の関宿橋を結ぶようにバイパスが工事中である。県道17号単独区間に戻り松戸方面に向かう。セイコーマートにいるうちに辺りはすっかり暗くなった。中里交差点で国道16号と交差。さて、このまま野田市街地を通らず、かつての松戸野田有料道路へ向かいたい。どこかで右折するのだが標識がないので判らない。右折する車が多かった交差点で曲がるとそこだった。
川間駅付近で野田線を跨線橋で交差する。中野台より千葉県道5号松戸野田線に入る。江戸川を渡り埼玉県に向かう野田橋方面の交通量も多い。川を渡る橋は限られているから交通が集中する。この先の県道5号は旧松戸野田有料道路で先日通ったばかりである。利根運河に架かる運河大橋を渡り流山市に入る。市境は運河より北側にあった。常磐道流山ICを通過。今日は流入しない。旧有料道路区間は終了。流山街道ではなくバイパスを松戸方面へ。先日走った三郷流山橋有料道路への交差点を通過。バイパスは突如途切れ渋滞する。整備されていない区間をクランク状に曲がりバイパスに戻る。早く整備して欲しい。流山線を跨線橋で交差して南流山へ。これで千葉県一周を終えてもいいのだが、京葉道路貝塚IC-千葉東JCT間を通っていない。これでは千葉県一周とは言えない。この区間を通るため千葉市へと向かう。松戸市に入る。レンタカー店の近くを通る。戻ってくるのは何時になるか。千葉県道51号市川柏線を南下する。市川市に入り千葉県道180号松戸原木線へ。かつての市川松戸有料道路である。船橋市に入り中山競馬場の前を通る。レースも終わりひっそりしている。跨線橋で(京成)本線と立体交差。中山競馬場入口交差点で国道14号と平面交差。総武本線・東西線の高架と立体交差。京葉道路原木ICより流入する。
さっそく船橋TBをETCで通過。軽自動車の通行料金は200円。先日、茨城県神栖市のホテルに残っていて郵送してもらったETCカードの動作確認も兼ねている。花輪IC付近で習志野市に入る。幕張IC付近で千葉市に入る。東関道と接続する宮野木JCTを通過し千葉西TBを通る。ここでは料金は取られない。ETCでない場合の通行券を貰ったイメージか。穴川IC付近でモノレールの高架を見る。総武本線の高架とも交差したはずだが気付かなかった。貝塚ICを通過。車で通っていなかった部分に入る。千葉東JCTを通過。これで千葉県一周達成だが、千葉東JCTは千葉東金道路との接続のみで流出出来ない。もうどこで降りてもいいが、馴染みのある名前の蘇我ICで流出する。ETCの軽自動車の通行料金は410円。前半の区間は安かったので割高に感じる。
千葉県道66号浜野四街道長沼線を海側へ。内房線の踏切に止まり上り快速列車を見送る。千葉県道24号千葉鴨川線を経て国道357号に入る。松戸まで一般道で帰る。京葉線の高架と交差するところで上り特急列車を見る。千葉港で国道14号との重用区間に入る。車線数は多いが、渋滞している。事故渋滞のせいかと思ったが、事故現場を過ぎても渋滞している。国道357号と分かれ国道14号単独区間に入る。渋滞は解消する。京葉道路幕張ICを通過。習志野市に入る。国道はなんと往復2車線となる。この後断続的に渋滞する。ETCの通行料金は200円だったし京葉道路を使うべきだったか。船橋市に入り船橋競馬場駅の側を通る。京葉道路があるとはいえ、船橋市を通過する国道14号が往復2車線では渋滞もする。総武本線を跨線橋で交差。武蔵野線の高架と交差して西船橋駅前を通る。先程通った県道180号で帰ってもいいけど別の道を通る。市川市に入り国道14号から国道298号へ。東京外郭環状道路である。高速道路の東京外環自動車道ではなく一般道を走る。道の駅いちかわに立ち寄り、松戸市に戻ってきた。給油所に入ると照明が消される。午後10時で閉店だそう。別の給油所で満タンにしてレンタカーを返却した。12時間借りたが、日帰りならこれくらいでいいかな。