Soleilの庭あそび・・布あそび♪

日々の庭作りや陶芸、キルトなど・・・my favorite room

★やわらかなメアリーローズの世界・・・でも実は・・・

2008年05月05日 | ★バラ

        
               メアリー・ローズ ’Mary Rose’

イングリッシュローズのメアリーローズが もう満開です。

        

モッコウバラやマーガレットも満開で この花壇は柔らかな優しい雰囲気に包まれています。

        

でも、今年のメアリー・ローズは なんだか巻きがゆるい感じです。

蕾が開くと フワ~としてハラリ・・・と散りそうな感じがするほどですが そのままで長く咲き続けています。

いつも、優しいふんわりピンクで シャクヤク咲きのメアリーローズ。

我家に来てもう4年目ですが シュラブの綺麗な形です。私は つるバラにしたいんだけど・・・・・。

               

メアリー・ローズ・・・という名前は 女性の名前だと思っていましたが どうやら イギリスの軍艦の名前で 400年以上経って ソーレント海峡から引き上げられたのを記念してつけられたそうです。

中世 16世紀のイギリス、ヘンリー8世・・( どうもあのエリザベス1世のお父さんのようです )・・・が フランスに対抗するために造らせた軍艦( 詳しくいえば 艦隊の司令官が乗る旗艦だそうです )に、 可愛がっていた妹 「メアリー」 の名前をつけたそうです。

        

大砲などの装備が充実していた旗艦「メアリー・ローズ」は 威力を発揮して次々にフランス艦隊を撃破しますが ソーレント海峡で 突然 沈没してしまいます。

フランス軍に撃沈された・・・とか アクシデントで沈んだ・・・とか 諸説あるそうです。

この沈没で700人もの犠牲者が出たといわれていますが、その後も イングランド海軍は隆盛を極め、無敵艦隊といわれたスペイン軍も破り 大英帝国を築き上げる原動力になりました。

                

そして 1982年になって メアリー・ローズはソーレント海峡から引き上げられますが、デビット・オースチンはそれを記念してその翌年 メアリー・ローズを作出しました。

「メアリー・ローズ」って、イングリッシュ・ローズを代表するバラですが その名前から  可愛い女性像を思い描いていた私は ちょっとびっくりしました。

もっと強い 戦争を勝ち抜いた象徴をイメージしていたんですね。

名前の由来を調べてみると 意外なことがわかって面白いですね。

 

 

いつも見ていただいてありがとうございます。
1日1回クリックしていただけると励みになります♪
     ↓