翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

日本語の理解力

2014年01月18日 | 第ⅡBlog【基礎編】
(2006年04月17日 | 基礎編)

言うまでもなく、英→日、日→英どちらの方向でも日本語は大事です。

日本語は母語だから、と言って軽視してはいけません。

日本語は難しいです。

特にビジネスで苦労するのが、日英の場合の「謙譲の美徳」精神に基づく日本語表現です。

五角形の四辺を通るような日本語表現をそのまま英語にしては、交渉はまず成立しません。

従って、日本語をまず解釈して「一体何を言いたいのか」をつかむ必要があります。

日英では、日本語の内容をつかむこと=理解できることが前提となり、

英日では、正確な日本語を使うことが必要になります。

どんなに英語ができても、きちんとした日本語が使えなければ、翻訳はできません。

普段の生活では、あまり注意しないと思いますが、たまには自分の日本語大丈夫だろうか?という視点で見てみるのもいいかもしれませんね。ちょっと意識するだけでも違うと思います。

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