翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

翻訳者になるための能力は?

2014年01月18日 | 第ⅡBlog【基礎編】
(2006年03月08日 | 基礎編)

翻訳者になるためには、どんな能力があればいいのでしょう?

大きく分けると、

1 日本語力
2 英語力
3 調査力
4 さらには、これは厳密に言えば能力ではないですが、知的好奇心

では、ひとつずつ簡単に見ていきましょう。

1.日本語力・・・日本人だから日本語が出来て当たり前!と思っていませんか? 確かに日常では通じるかもしれませんが、翻訳はあなたの書いた文章が何十年、何百年(笑)と書面に残るのです。ちゃんとした日本語、そして正しい専門用語を使い、なおも、わかりやすい文章で書かねばならないのです。
    
  
2.英語力・・・文法、読解力、語彙。日本人は英文法に強いと言われていますが、意外にも基礎が脆弱な人が結構多いのです。まずは、中学レベルの英文法をしっかり身につけ、高校3年間の教科書を復習して土台をつくることが大事です。
   
3.調査力・・・単に字面を訳すのなら、何のトレーニングも要りません。しかし、商品としての価値をつけなければならないのですから、その背景や専門知識を調べて、それを元に訳文をつくっていきます。「どう違うの?」と思われるかもしれませんが、調べ物をしているかどうかで訳文の出来は全く違います。読んですぐわかりますよ。
 
4.知的好奇心・・・日本語力と英語力がどんなに優れていても、知的好奇心が低いと調査力にかかわってきますから、翻訳者としての資質のひとつが欠けることになります。

これらは、また別の機会に書く予定?ですが、順不同で記事を書いているので、この点ご理解下さいね

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