翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

OJT

2005年03月22日 | 教室
初めて翻訳学校の通学部の教壇に立った頃の夢は、生徒さんと一緒に仕事をすることでした。
それを実現するには、まず生徒さんがある程度のレベルまで達することが必要で、当時はいつのことになるかわからず漠然とした夢・・・。

しかし、思いのほか生徒さんの成長が早く、間もなく実現することができました。嬉しかったなぁ、本当に!
特に私と分担訳するときは「あぁ、一緒に仕事しているなぁ・・・」と感無量です。

その後はOJT(on-the-job training)として、機会があれば生徒さんに実地訓練をしてもらっています。(もちろん、お客様には「人材育成」の趣旨をお話してご了解を頂いています。)
生徒さんの訳文は真っ赤に添削してお返ししていますが、それを見ると「こんなに添削してもらってお金を払うのは私の方です」と言う方が多い。
まさか、そんなことできないですよー。(それよりも額が少なくてごめんなさいね)
早くOJTを通して実力をつけて、実社会でバンバン活躍してね!(あっ、既に活躍されている方にも出すことも。ご本人の強い要望により)

ところで、
私はフリーでデビューしましたが、最初は回転レシーブして仕事をうけていました(笑)。もちろん他の仕事が入っていて無理な場合にはお断りしましたが、他の娯楽や個人の予定はキャンセルしました。なにしろ、フリーは何の保証もないので、次につなげることが必須(特に最初は重要)。

そういえば、デビューして間もない頃、ある会社の仕事を連続して5回お断りしたことがありました(タイミングが悪いときは重なるもの)。さすがに「もう話は来ないだろう・・・」と覚悟をしていたのですが、ちゃんと来たのです(嬉)。

えっ、恵まれているって?
そうかもしれませんね(こんな私でも・・・)。多分、専門分野があったせいじゃないですか?
現代、またこれからの時代に翻訳で生き残るには専門分野を持つことが必須不可欠です(キッパリ!←黒い鳥さん風(^^))

なんにせよ、日頃から真摯な態度で望むことが必要ではあります。