読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

長板中形(藍染):手仕事 伝統の技と心/VHS

2010年09月15日 20時24分33秒 | ■見る
正に息詰まる思いで見ていました。藍染めが、非常に高度な技術によってなされるものであるとは知っていたものの、この作品では、染めの行程より前の様々技術を詳しく紹介しています。藍染めの最初は、型紙を布地に当て、特殊な糊を布に付けることから始まります。この糊の作り方がまた大変なのですが・・・。 さて、この糊付けが1回だけ行うのかと思っていました。ところが表と裏から2度行うのでした。そして、その塗りは、当然 . . . 本文を読む
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介護保険の教室 「自立」と「支え合い」の新秩序

2010年09月14日 19時38分13秒 | ■読む
岡本祐三著、PHP新書刊 かつて、同居の老人が倒れたりして、その後の経過が悪いと、本人は元より、家族も、取り分け嫁が犠牲となって苦痛を味わうことが多かったようです。しかし、日本は世界に先駆けた超高齢社会を迎えるに当たって、介護保険制度を構築した。これによって、家族が主として担っていた介護を社会システムとして構築することが出来た。 介護保険制度を以上のように理解していましたが、漠然とした理解であった . . . 本文を読む
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和ろうそく:手仕事 伝統の技と心/VHS

2010年09月13日 19時41分53秒 | ■見る
東京映像社制作 もう30年近く前、友人達と飛騨高山近辺を旅したことがあります。2台の車に分乗し、随分と無理な日程で旅しました。その折りに訪れたのが、本作で紹介された古川でした。その際、和ろうそくを作っている店に行き、実演していたのを見学しました。 当時は手業に対する興味も差ほどでなく、価値も分かりませんでしたから、こんなものかなぁ、といった程度でした。そもそも和ろうそくが日本の文化の一形態であるこ . . . 本文を読む
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中国茶と茶館の旅

2010年09月12日 08時20分26秒 | ■読む
平野久美子著、新潮社刊 この数年旅した台湾と中国では、必ず茶館がツアーのコースに組み込まれています。色々な種類の茶葉を使い、手際良く茶を淹れて、分かり易く解説してくれます。 日本では、ウーロン茶が中国のお茶の代表として捉えている人が多いと思いますが、本書によれば、中国でも緑茶の方が主なのだそうです。しかし、茶の種類は実に多彩で、茶の樹木の種類も作り方も様々です。また、淹れ方も多種多様で、それぞれの . . . 本文を読む
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獅子(壺屋焼):手仕事 伝統の技と心/VHS

2010年09月11日 17時28分30秒 | ■見る
東京映像社制作 壺屋焼を本作で初めて知りました。沖縄の焼き物を鑑賞したことはありましたが、実際に作る過程を全て見るのは初めてでした。しかし、基本的な技法は同じです。白土と呼ばれる土を、轆轤を使って形作って行く。そして、乾燥させた後に登り窯で焼き上げる。釉薬を使うにしても、登り窯故の自然釉が様々な表情を見せています。 本編では、高江洲育界という陶芸家が、沖縄伝統のシーサーを作る過程をつぶさに紹介して . . . 本文を読む
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イスラーム 知の営み

2010年09月10日 22時46分44秒 | ■読む
佐藤次高著、山川出版社刊 イスラム世界は、謎です。知っている人は知っているのかもしれませんが、毎日何回も行う礼拝、あるいはラマダン(断食)、女性のベールなど、独特の文化を目にしつつも、西欧文明とは一線を画してことに、驚異の感を抱いていました。そこで、イスラムに関する書籍を読んだのが本書です。 まずは、イスラム教徒が全世界で14億人いると知ってビックリしました。ユーラシア大陸、アフリカ大陸、東南アジ . . . 本文を読む
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タンポポ/DVD

2010年09月09日 21時05分30秒 | ■見る
まぁ、何とのハチャメチャな1985年制作の映画です。主演の山崎努さんや宮本信子さんは言うに及ばず、国内の名優が数多出演しています。特に、渡辺謙さんの若さには唖然としました。また、役所広司さんの美しさには度肝を脱がれ、黒田福美さんとの、生卵の出したり入れたりのどっきり場面に緊張しきりでした。 ------------------------------------------------------ . . . 本文を読む
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プロのメモ術ノート術

2010年09月08日 20時37分41秒 | ■読む
長崎快宏(よしひろ)著、PHP刊 こうした類の本では珍しく、作者の哲学を感じる内容です。初めに実例として野球におけるメモと分析の手法が紹介されており、その手法によって成功した例が示されています。次にご自身の体験を披露し、作者のメモ術を紹介しています。基本的には、活用できてこそのメモであることを強調していますが、ご自身のマニア振りも包み隠さず披露していて好感が持てます。 -------------- . . . 本文を読む
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インビクタス/負けざる者たち:DVD

2010年09月07日 18時07分06秒 | ■見る
私の好きなマット・デイモンが出演しており、堅実な演技でした。しかし、この映画の価値は、ネルソン・マンデラ大統領の政治家としての生き方を描いていることだと思いました。 ------------------------------------------------------------------ URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/インビクタス/負けざる者た . . . 本文を読む
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発酵レストラン

2010年09月06日 21時06分52秒 | ■読む
小泉武夫著、マガジンハウス刊 発酵食品を使用する食事処を紹介しています。著者の行きつけのお店で、和洋中華、様々で、店のご主人のお人柄や考え方もさりげなく伝えており、18の珠玉の店の雰囲気が伝わってきます。また、著者の巧みな表現によって、紹介された料理の味や香りまでが想像できそうな気がします。軽めの文章と編集ながら、伝える内容は非常に高級です。 評価は4です。 . . . 本文を読む
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北京旅行:その47:旅の想い出

2010年09月05日 08時10分32秒 | ■旅する
旅は非日常を味わうことであると思います。だから、理想的な旅は、自分以外に対面することが出来ない一人旅が良いのだと思います。そうした旅は、本当に心に残ります。 しかし、その一方で、他者との交わりを楽しみつつ、旅を自信の内面との対話ではなく、イベントとして楽しむ方法も有りかな、と思います。 格安ツアーは、その意味で非常に効率が良く、参加者が、暗黙の了解事項を心得てさ参加しているので気が楽です。今回のツ . . . 本文を読む
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北京旅行:その46:雲の間に間に

2010年09月04日 12時54分58秒 | ■旅する
暑さが祟って、結構疲れたツアーが終り、空路日本へ。その道すがら飛行機から雲の風景を撮りました。(写真:A)は、飛び始めて間もなくの雲海です。しばらく飛行すると、あっという間に日本、中国地方の北側を飛行していました(写真:B)。空には沢山の雲があり、(写真:C)のようなダイナミックな雲海が。やがて、暮れなずんでゆき、雲の陰影が深くなって行きます(写真:D)。そして、高度を下げつつ雲の中を(写真:E) . . . 本文を読む
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北京旅行:その45:インスタント焼きそば

2010年09月03日 19時02分14秒 | ■旅する
私はインスタントの焼きそばが好きで、妻が不在の際には結構頻繁に食しています。大概の種類は食べていますが、定番商品以外は、季節毎に非常に沢山の種類の商品が出ては消えて行きます。 麺の温め時間は、3分が殆どで、次に5分、更に少なく4分というのがあります。麺は温め時間が長いほど美味しいと思います。しかし、それ以外の「かやく」と「調味料」も非常に大事です。麺のおいしさが3割で、「かやく」が1割、そして「調 . . . 本文を読む
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北京旅行:その44:庶民の生活

2010年09月02日 20時51分50秒 | ■旅する
旅を深めるのは、その土地のありのままの姿を見て感じることだと思います。残念ながら、今回のツアーは、ガイドの強い警告と暑さによる疲れで、ホテル周辺の地域でさえ、十分な冒険が出来ませんでした。確かに、日本語が通じなく、英語も殆ど通じないと困ると思います。そんなこんなで、冒険という面では大変に悔いの残るツアーでしたが、早朝の散歩で、幾分なりとも庶民の生活を味わえたように思います。 (写真:A)は、北京飯 . . . 本文を読む
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北京旅行:その43:ホテルの朝食

2010年09月01日 19時44分05秒 | ■旅する
北京飯店の食事は、全く没個性的で美味しくもまずくもありませんでした。食事場所は、フ北京飯店の食事は、全く没個性的で美味しくもまずくもありませんでした。食事場所は、フロントの真下の地下にある(写真:A)の場所です。(写真:B)は、食事の場所を取ったものですが、非常に簡素でどうと言うこともありません。 さて、(写真:C)は、二日目の朝食で中華風を意識しました。(写真:D)三日目の朝食で、和食をイメージ . . . 本文を読む
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