
安生正著、宝島者刊
本書の魅力は、先の読めない展開と、虚実が判然としない「神の言葉」にあると思います。本書の解説では、神について曖昧にしていますが、私は本書が意図的にそうしながらも、神の”御技”としての災厄が描かれていると思います。
登場人物は類型的ですが、それ故に感情移入できる点に魅力を感じました。下記URLによれば、著者は現役の建設会社社員らしい。作中、海上でのボーリングに関する記述がリアルでしたが、職業故でしょうか。
希望と絶望、肯定と否定のバランスがないまぜとなった、問題提起型のパニック小説として見事な作品です。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/安生正
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
本書の魅力は、先の読めない展開と、虚実が判然としない「神の言葉」にあると思います。本書の解説では、神について曖昧にしていますが、私は本書が意図的にそうしながらも、神の”御技”としての災厄が描かれていると思います。
登場人物は類型的ですが、それ故に感情移入できる点に魅力を感じました。下記URLによれば、著者は現役の建設会社社員らしい。作中、海上でのボーリングに関する記述がリアルでしたが、職業故でしょうか。
希望と絶望、肯定と否定のバランスがないまぜとなった、問題提起型のパニック小説として見事な作品です。
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