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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

爺の暇つぶし

2016年07月12日 18時55分00秒 | ■読む
吉川潮、島敏光著、ワニブックPLUS新書刊
芸能界で永らく活躍されてきたお二人が、ご自分の実践されている暇つぶしを(ごく一部でしょうが)紹介しています。一歳違いのお二人で私とは全く異なる経歴と環境にあるので、そのまま応用できることはありませんが、幾つか参考になりました。例えば、島さんは映画の評論も手掛けたことから、まともな映画の見分け方を示していて説得力がありました。しかし暇つぶしが、もっぱら外に出ることが前提となるものばかりで、次は、自宅での一人遊びの特集をお願いしたいものです。
本書の終盤で島さんが「自分なりの生きる理由」として
1 人類としては 次の世代に遺伝子を残すため。
2 人間としては 社会に貢献するため(他の人間の役に立つため)。
3 個人としては 楽しむため。
と3点を挙げています。そして「爺は楽しむために生きている」としています。また、吉川さんは「計画通りに外出して帰宅後、「ああ、今日はいい一日だった」という充実感がある。そういう心境を暇つぶしの極意と言うのではないでしょうか」と述べています。
暇つぶしが罪悪に感じるうちはともかく、毎日を充実して生きていると実感できることが大事だと思いました。職場の先輩達が退職後においでになって話した際、表情がその人によって大きく異なったことを思い出しました。結果的に楽しむことになるボランティアでも良いし、自分の技能や能力を更に伸ばすことも大きな喜びをもたらし、充実した日々を招くのだと思います。遣り方は千差万別。本書でそのような事を再確認できました。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/吉川潮
     http://www.k5.dion.ne.jp/~kpo/toshimitsu_shima/
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評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2

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