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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

図説 上海 モダン都市150年

2011年10月18日 20時09分22秒 | ■読む
村松伸著、増田彰久写真、河出書房新社刊
今年は上海旅行を企てたのですが、諸般の事情で中止に相成ってしまいました。それで、来年は行きたいと思っていますが、実は、上海がどの辺にあるのかが良く分かっていない。歴史も余り知らない。それで、本書を手に取りました。
本書は1998年の出版で、上海が西欧列強の租界として摂取され、次第にエリアを広げて行く様を跡付け、同時に、そこで繰り広げられた蹂躙の歴史も紹介しています。しかしそれ故に、中国の中で資本主義の精華として成長出来たこと、戦後の中国共産党時代に不遇の時代がありながら、経済開放政策後には、目覚ましい経済発展を遂げた経緯を紹介しています。沢山の写真が掲載されていますが、取り分け建築の写真が多く収録されています。アール・ヌヴォー、アール・デコなど、その時代毎の息吹を反映した数々の写真が掲載されています。これは、著名な建築物の写真家が加わっている成果だと思います。
開発という側面から上海の歴史を紹介しており、大変に分かり易い書籍です。それにしても、上海が台湾よりも近いことを知らなかった。恥ずかしい。
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URL => http://www.shinlab.iis.u-tokyo.ac.jp/2-1shinMuramatu/02_shin.html
     http://www.koyoerc.or.jp/antei12.html
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評価は4です。

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