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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

台湾好吃(フォーチャア)

2011年03月30日 17時59分05秒 | ■読む
平野久美子著、新潮社刊
著者は、下記URLによれば、中国茶の愛好家でアジアを深く愛しておられ、特に台湾では大学に通いながら取材したとのことです。
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URL => http://www.shinchosha.co.jp/writer/2631/
     http://www.hilanokumiko.jp/
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本書は、そんな台湾の隅々まで訪ね、歴史的な経緯を踏まえての、台湾食文化の紹介の書籍です。台湾は二度行きましたが、確かに食べ物が美味しい。平均して美味しく感じました。そして、台湾の複雑な歴史によって育まれた多彩な食の世界が、歴史的経緯を踏まえて紹介されています。元々の原住民や、オランダに支配されていた時代、清国の支配を受けていた時代、日本統治の時代、そして、戦後の時代、それぞれの時代の有り様が、食生活に大きなインパクトを与えて来た。しかし、豊かになるに従い、先住民族の諸文化にも敬意を払い、更に多彩で豊かな食文化が花開いたのでした。
旅行の際に、「???」と遠巻きに見ていた食べ物(ガイドから飲食をしない方が良い、と言われたためです)がたくさん紹介されており、今度行く時には、是非食してみようと思います。
評価は4です。

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