
近藤幹生著、岩波書店刊
著者は、保育の現場での勤務経験を経て保育科の准教授になったとのことです。我が家でも3人の子供達が保育園のお世話になりましたが、当時と今とでは、保育の制度がかなり変わっているようです。都会での待機児童問題を解消するべく、従来の規制を緩やかにして、保育の場を何とか確保しようというのが国の考え方のようです。しかし、現場経験が長い著者は、そのような道筋は、肝心な保育の質を低下させるとして反対の立場に立っています。切実な保育のニーズと不十分な処遇故に足りないマンパワーなど、明快な解決策はないようです。しかし、保育の現場の率直な意見として本書をとらえることが出来ると思います。
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URL => http://daigaku.shiraume.ac.jp/junior/kyoin/kj005.html
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評価は3です。
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