
茨城県陶芸美術館で開催中の展覧会です。徳田家は、初代八十吉の祖父の代で古九谷を研究し、二代目の父は富本謙吉に薫陶を受け、三代目は、古九谷に伝わる5色の色から、ガラス成分を含まない赤を除いた4色の釉薬を、様々に調合して自在に色を作り上げ、多様なパターンの図柄とグラデーションの作品を作り上げています。
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URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/tokudayasokichi/index.html
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古九谷の他、祖父や父の作品、更に、三代目の初期の作品も展示されており、その作風の変遷が分かる様になっています。三代目の作品は、表面の彩色に目が奪われますが、形状が非常に緻密で繊細です。整形後の焼成で焼き締めた後、やすりなどで、表面を徹底的に磨き上げ平滑にすると共に、ピンホールをセメントで穴埋めし、更に平滑に研磨した後釉を乗せて焼きます。釉の色の数が半端でなく、塗る時と焼成後の発色が異なるので、あらかじめ色彩設計をして、番号を付した釉で彩色した後焼成します。そして、再度釉を載せた後焼いて、やっと完成です。確かに、一度の焼成ではグラデーションが粗雑な感じがしますが、二度目で印象が全く異なります。
私は、こうした技法は好みませんが、松井康成と同様、独自の製法により新境地を開拓するには、大変なご苦労が合ったものと思います。
評価は3です。
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URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/tokudayasokichi/index.html
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古九谷の他、祖父や父の作品、更に、三代目の初期の作品も展示されており、その作風の変遷が分かる様になっています。三代目の作品は、表面の彩色に目が奪われますが、形状が非常に緻密で繊細です。整形後の焼成で焼き締めた後、やすりなどで、表面を徹底的に磨き上げ平滑にすると共に、ピンホールをセメントで穴埋めし、更に平滑に研磨した後釉を乗せて焼きます。釉の色の数が半端でなく、塗る時と焼成後の発色が異なるので、あらかじめ色彩設計をして、番号を付した釉で彩色した後焼成します。そして、再度釉を載せた後焼いて、やっと完成です。確かに、一度の焼成ではグラデーションが粗雑な感じがしますが、二度目で印象が全く異なります。
私は、こうした技法は好みませんが、松井康成と同様、独自の製法により新境地を開拓するには、大変なご苦労が合ったものと思います。
評価は3です。
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