
小泉武夫著、集英社刊。
テレビなどでお馴染みのパワフルな小泉さんの著作です。以前に読んだのは、美女を招いての美食での対談ものでした。少年がそのまま大人になったようなお人柄が好ましく、関心を寄せて追いましたが、本作でも、独特な文体で楽しく、食の冒険を披露しています。主に東南アジアのものですが、先日読んだ椎名誠さんの「秘密のミャンマー」と同じネタが出てきました。『チャイティーヨ・パゴタ』で、岩山の上の、今にも落ちてしまいそうな巨石が金箔で覆われており、その天辺に小さな寺院があるヤツです。それから、同様に椎名さんの著作で出てきた(確か「全日本食えば食える図鑑」だったかな?)『ヤシガニ』です。小泉さんは、さすがに食の専門家なので、対象となった食の幅は、椎名さんの著作よりも広く、奥行きも深い感がありました。興味が自然に向いているか人に向いているかの違いもあるのだと思います。本書で述べられているごとく、人間の食に対する飽くなき追求は『天晴れ』であり、それぞれの文化の深さを感じさせました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/小泉武夫
http://www.shoku-inochi.jp/index.html
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評価は4です。
テレビなどでお馴染みのパワフルな小泉さんの著作です。以前に読んだのは、美女を招いての美食での対談ものでした。少年がそのまま大人になったようなお人柄が好ましく、関心を寄せて追いましたが、本作でも、独特な文体で楽しく、食の冒険を披露しています。主に東南アジアのものですが、先日読んだ椎名誠さんの「秘密のミャンマー」と同じネタが出てきました。『チャイティーヨ・パゴタ』で、岩山の上の、今にも落ちてしまいそうな巨石が金箔で覆われており、その天辺に小さな寺院があるヤツです。それから、同様に椎名さんの著作で出てきた(確か「全日本食えば食える図鑑」だったかな?)『ヤシガニ』です。小泉さんは、さすがに食の専門家なので、対象となった食の幅は、椎名さんの著作よりも広く、奥行きも深い感がありました。興味が自然に向いているか人に向いているかの違いもあるのだと思います。本書で述べられているごとく、人間の食に対する飽くなき追求は『天晴れ』であり、それぞれの文化の深さを感じさせました。
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