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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

インテル-世界で最も重要な会社の産業史

2017年01月01日 18時31分47秒 | ■読む
マイケル マローン著、文藝春秋刊
私が最初に使ったパソコンはNECのノートパソコンでOSはMS-DOS5.0、CPUはインテルのCPUでした。その後、互換CPUのノートパソコン(エプソンなど)を使用し、自作デスクトップでも互換CPUがもっぱらでしたが、現在はインテルのCPUを選んで使用しています。一時は互換機が相当安価に手に入ったためですが、現在ではコストパフォーマンスを考慮すると結局インテルのCPUになってしまいます。
本書は、天才達がインテルを立ち上げが経緯と、その後、三人の男がインテルを経営した歴史を、三人それぞれの人物描写と葛藤を通して描いています。当時から絶対的な存在として見えたインテルも、多くの困難に出会い、重要な決断を下してきたことを知りました。創世記、普及期、拡大期、変革期、激動期、模索期とでも表現すべき歩みは、正に山あり谷あり、断崖絶壁の縁を歩いて来た歴史であったのでした。類い希な才能が、今日のコンピュータ社会の実現に大きく貢献したことは間違いなく、インテルのドグマであるムーアの法則を今日もなお守り続けているとのことです。当時の状況に関連して日本について書かれたヶ所は必要以上に攻撃的で白けましたが、アメリカ人の多くが感じたことなのだと思います。
私と同世代の方々には、自分のパソコン歴と重なり合うので興味深く読めると思います。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/インテル
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評価は5です。

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