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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

私はなぜ「橋のない川」を書き続けるか/カセット

2011年10月21日 19時59分28秒 | ■聴く
住井すゑ
「橋のない川」で著名な住井すゑさんの講演会を収録したカセットテープを聴きました。1992年10月31日に大阪府立体育館で行われた、第24回大阪同和教育研究会の記念講演から収録したもので、当時90歳になられていたそうです。本カセットと合わせて、それよりも10歳若い時の講演会の収録カセットも聞きましたが、語り口の力強さに代わりは感じられませんでした。
住井さんは差別に関する著作「橋のない川」を書き続けたことで著名で、私は読んだことはありませんが、知識としては知っていました。しかし、その生い立ちや思想は知りませんでした。この講演会で住井さんは、幼い日々に、人が全て平等であることに気付いたことを話していますが、幼少の頃から優れた知性をお持ちで、何よりも、不正義に対する怒りと反抗心が強かったようです。そして、常識や世間体に囚われることなく、ご自身で研究を重ね、様々なことに深い理解を得て、その上で、差別を生む社会の仕組みや意識を鋭く明確に抉り出しているようです。
人が90歳にしてなお、研ぎ澄まされた知性と澄み切った感性を持ち続けていることに感動を覚えました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/住井すゑ
     http://www.asahi-net.or.jp/~gu7m-smz/human/keireki/hashi_s.html
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評価は5です。

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