
東京映像社制作
千葉県の森光慶さんの手仕事の紹介です。楊枝は江戸期まで歯ブラシとして使われていたそうです。材料が黒文字という木で、水捌けの良い山の日陰の斜面に自生しているもので直径3cm程度の物を収穫し、1年程寝かしてから使用するとのことです。森さんの手仕事は、丁寧でありながら、実にさりげなく進んでいます。名人の手業は大概こうした感じですが、幾つかの拘りを聞くに及んで、奥深い世界だと感動しました。
まず材料が良くなければならない。楊枝は木を削る物だから、手を綺麗に洗わなければならない。それでも作る過程でいじり回していると、何日かして、さわった跡が出てしまう。だからなるべく手数を掛けないで削らないといけないが、それには、材料が削りやすい物でないといけない。
また、削る道具も削りやすいように調えなければならない。切り出しナイフのような小刀は、鋸を自ら加工した物で、その刃を実に丹念に研ぎあげるのでした。気に入らなければ一日中でも研いでいるとのことでした。
最後に、良い材料は恵まれた環境でないと育たない。人間も同じなので、子どもを良く育てようと思ったら、まず、環境を良く整えなければならない。結局、その結果が親に跳ね返ってくる、とおっしゃっていました。なる程・・・。
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URL => http://www.geocities.jp/ujoumorisou/
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評価は4です。
千葉県の森光慶さんの手仕事の紹介です。楊枝は江戸期まで歯ブラシとして使われていたそうです。材料が黒文字という木で、水捌けの良い山の日陰の斜面に自生しているもので直径3cm程度の物を収穫し、1年程寝かしてから使用するとのことです。森さんの手仕事は、丁寧でありながら、実にさりげなく進んでいます。名人の手業は大概こうした感じですが、幾つかの拘りを聞くに及んで、奥深い世界だと感動しました。
まず材料が良くなければならない。楊枝は木を削る物だから、手を綺麗に洗わなければならない。それでも作る過程でいじり回していると、何日かして、さわった跡が出てしまう。だからなるべく手数を掛けないで削らないといけないが、それには、材料が削りやすい物でないといけない。
また、削る道具も削りやすいように調えなければならない。切り出しナイフのような小刀は、鋸を自ら加工した物で、その刃を実に丹念に研ぎあげるのでした。気に入らなければ一日中でも研いでいるとのことでした。
最後に、良い材料は恵まれた環境でないと育たない。人間も同じなので、子どもを良く育てようと思ったら、まず、環境を良く整えなければならない。結局、その結果が親に跳ね返ってくる、とおっしゃっていました。なる程・・・。
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評価は4です。
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