読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

島津奔る

2019年04月09日 17時13分43秒 | ■読む
池宮彰一郎著、新潮文庫刊 物語の始まりは朝鮮出兵の末期から。やがて強稈島津と有名を轟かせる島津義弘率いる3,000人程の薩摩軍が、明朝の総大将率いる20万の軍勢に挑みます。薩摩言葉と格調高い文章が激動の時代と人々を描いて秀逸です。やがて迎える関ヶ原の合戦へ向けた数々の謀略を描きながら、島津義弘の苦しい胸中、家人達の義弘への篤い思いなど、関ヶ原前夜の様々な動きを描きつつ、島津義弘の戦略眼と島津軍独自 . . . 本文を読む
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