読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

罪深き海辺

2012年04月05日 20時50分32秒 | ■読む
2009年に刊行された大沢さんの新作です。何もかも淀んでいる田舎の街に、ガタイの良い男が出現します。それは、因習や人間関係でがんじがらめにされた人々の関係やバランスを壊す切っ掛けになります。 アメリカで生まれたその主人公は、実は、その街の資産家の一族の末裔で、無くなった母の故郷を訪ねてきたのでした。物語は、主人公が駅から出た途端に高校生の女の子と男の子に脅される所から始まります。何ともユーモラスで . . . 本文を読む
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