読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

檸檬、交尾、ある崖上の感情

2009年01月13日 21時28分06秒 | ■聴く
梶井基次郎著、新潮社発行。あの高名な「檸檬」を含む梶井基次郎の著作です。なので、聞いてもピンと来なかった、というのが怖い気がしますが、ピンと来ませんでした。文字で読み返した見たら『見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。』の下りは、非常な冴えを感じますが、作品全体に込められた作者の憂鬱や焦燥が、私に向いていないの . . . 本文を読む
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