「いつか記憶からこぼれおちるとしても」江國香織・著
前にも書いたかも知れないけど、とにかく江國さんの文章が大好き。
登場人物の、少し感傷的なところや、空気、瑞々しさが心にぴったりくる。
新しい文庫が出たので、さっそく読んでいる。
彼女の文章は単純なことが書かれていてもとても洗練されている。
それに、都会で育ったから、文章も都会風味。
私はいつも読んでいると自分が横浜にいた頃のことを思い出す。
時々、読んでいる内容がその頃の記憶と混同して、嬉しくなったり悲しくなったり
する。こっちでは滅多に乗らない電車の中とかをよく思い出す。
都会の電車は便利だ。次がすぐに来るから、時刻表が要らない。
私は通学の電車でたくさんの本を読んだ。きっとその中で一番多かったのは、
江國さんの本だったと思う。
住み心地という点で考えれば、都会は私にとっては心の休まる場所ではなかった。
でも、電車の乗り心地という点で言えば、ダントツに向こうのほうが快適。
これからの季節にぴったりな江國さんの本は、「ぼくの小鳥ちゃん」。
絵本みたいなかわいらしい本で、内容もかわいい。
だけど、裏を読んでいけば、大人じゃないと分からない面白さもある。
自分で2冊、人にプレゼントしたのが3冊。同じ本を5冊も買ったのは
この本だけだ。興味があったら是非読んでください。
前にも書いたかも知れないけど、とにかく江國さんの文章が大好き。
登場人物の、少し感傷的なところや、空気、瑞々しさが心にぴったりくる。
新しい文庫が出たので、さっそく読んでいる。
彼女の文章は単純なことが書かれていてもとても洗練されている。
それに、都会で育ったから、文章も都会風味。
私はいつも読んでいると自分が横浜にいた頃のことを思い出す。
時々、読んでいる内容がその頃の記憶と混同して、嬉しくなったり悲しくなったり
する。こっちでは滅多に乗らない電車の中とかをよく思い出す。
都会の電車は便利だ。次がすぐに来るから、時刻表が要らない。
私は通学の電車でたくさんの本を読んだ。きっとその中で一番多かったのは、
江國さんの本だったと思う。
住み心地という点で考えれば、都会は私にとっては心の休まる場所ではなかった。
でも、電車の乗り心地という点で言えば、ダントツに向こうのほうが快適。
これからの季節にぴったりな江國さんの本は、「ぼくの小鳥ちゃん」。
絵本みたいなかわいらしい本で、内容もかわいい。
だけど、裏を読んでいけば、大人じゃないと分からない面白さもある。
自分で2冊、人にプレゼントしたのが3冊。同じ本を5冊も買ったのは
この本だけだ。興味があったら是非読んでください。