息子のオムツじゃないです(笑)
(まだ夜はオムツをしないと眠れない年長さんです。)
「40歳でやっとオムツが取れる」は、須田先生のお言葉です。
20代の頃から、40歳で音楽人生がどう変わるのかずっとずっと楽しみにしていました。
苦しみでしかなかったことを楽しめるようになりました。
そして、度胸が出てずいぶんと図太くなりました(笑)
家族の予定、体調、家業が占める割合が多くなりすぎて、
以前のように極限まで突き詰めて、自分を追い込んで緻密に演奏を
作り上げることは物理的に不可能となりました。
でも、生徒さんとのレッスンの時間をよりかけがえのない物だと思うようになりました。
合唱団で練習できることも特別に楽しみなことになりました。
高校での授業も肩の力が抜けて、色んなことが出来るようになりました。
何より、ピアノを弾いている自分が嫌いではなくなりました。
今も精一杯やっているつもりですが、こんなに自然体で音楽と向き合ってきたことが無かったので
作曲家に対して敬意を欠くような演奏になってはいないかと考えることがあります。
どんなに指がなまってしまっても、それだけはしたくないです。
もうすぐ発表会です。
生徒さんたちにもこの気持ちが伝わればいいなぁと思いながら
追い込みレッスンをしていますが、真剣に、時には涙を浮かべながら?
みんな頑張って練習をしているみたいです。
30歳になってから、精神年齢に実年齢が追い付いてきたような気がして
とても楽になった記憶がありますが、今はさらにしっくりきています。
とにかくピアノ講師として早く経験を積んで大人になりたいと
若い頃は思っていたのですが、どうやら着々と理想に近付きつつあります。
疲れは取れないし、時々肩や膝も痛くなりますが、これからも
元気にレッスンを続けていきたいです。