日記

音楽教室のことや、その日に起きた出来事をご紹介します。

バッハ

2005-11-13 20:53:33 | Weblog
ピアノを練習していて、ある程度の進度と年齢になると、
J.S.Bachのインヴェンションとシンフォニアを弾くようになる。
私の生徒さんの数人も弾いているわけだが、
バッハを弾いている子は、2つのタイプに分かれる。
バッハが好きな子と、どうしても弾きたくない子。
ちなみに私は後者で、楽譜はボロボロだ。
(平均律からは好きになった。今はインヴェンションの勉強好き。)

譜読みが楽ではない。メロディーを横に追いながら縦の和音を聴き、
こっちをのばしたと思えばこっちを忘れてしまったり。。。。
とにかく根気がいるし、レッスンでその場しのぎはまず通用しない。

だけど、バッハで調の雰囲気を感じられるようになったり、
曲の仕組みが分かると、他の曲を弾いた時にすごく明快に謎を解く
きっかけになることがある。
それに、厳格な気持ちで曲に向かう姿勢も忘れない。

平均律をとても努力して弾いている生徒さんがいて、指の調子が良くて、
リラックスしている時の演奏なんて、本当にあっという間だ。
もう少し聴いていたいな…。と思わせる演奏には滅多に出会えないので、
すごい幸運だったと思う。
私を含めて、そうではない人の場合、弾いている本人でさえ、
永遠に終わらないんじゃないかと思うような悲惨な事態に陥る
こともあったりして。。。

須田先生は、その調のイメージを一言でズバッとおっしゃる。
「なるほど!!」と、いつも感心する。だから、人のレッスンも
できる限り聴かせていただいて、先生が「この調は○○な感じ」と
おっしゃったらすかさずメモしてくる。

どうすればバッハを苦と思わずにみんなが練習できるのか。。。。
永遠の課題になりそうだ。
コメント (2)
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