台湾Acer-Android搭載のスマートフォンとNetbookを発表-
(2009/10/17 Itmedia)
台湾のAcerは14日、GoogleのAndroidを搭載した新しいスマートフォンとNetbookを発表した。
新スマートフォン「Liquid」は、Android 1.6とQUALCOMMのSnapdragonプロセッサを搭載した初のスマートフォンという。タッチ式のワイドVGAディスプレイを搭載しHSPAネットワークに対応。アドレス帳にFacebook、Twitter、YouTubeなどのネットサービスが統合されており、リアルタイムでアップデートの通知を受けられる。
Netbook新モデル「Acer Aspire One with Android」はAndroidを搭載するだけでなく、Windows 7とのデュアルブートが可能。リブートしなくてもOSを切り替えられるという。高速で起動し、18秒でチャットやメールの送信などができる状態になり、3秒でシャットダウンできる。
韓国サムスン電子-中国・蘇州のノートパソコン開発拠点がオープン-
(中国 2009/10/16 人民網)
中国・蘇州工業パークに拠点を置く蘇州サムスン電子コンピュータ有限公司の「新研究開発棟」が15日、オープンした。見た目は「地味」なこの建物で将来、世界に広がるサムスンのノートパソコンの研究・開発が半数以上行われる。このことは、蘇州が将来、同社のノートパソコンの主な研究開発の中心となることを意味する。中国新聞網が15日伝えた。
蘇州サムスン電子コンピュータ有限公司は三星集団の子会社で唯一、ノートパソコンを開発・製造している。今回新たにオープンした開発センターは投資総額5000万元、敷地面積1万1880平方メートルに3階建ての建物が立つ。サムスンは、製品の核心競争力を高め、世界をリードする開発技術と確かな製造技術によって市場のチャンスを先取りするねらいだ。
蘇州サムスン電子コンピュータ有限公司は今年の第1四半期だけでノートパソコン130万台を生産、これは昨年の年間生産量の半分近くに相当し、前年同期よりも70%以上増加した。中国経済回復への自信から、今年のノートパソコンの販売目標を800万台と定め、今年の年間生産量は前年同期比120%増を目指す見通し。
NEC-09年冬モデルは薄型モバイルや無線TVモデルを追加-
(2009/10/17 日経)
NECは16日、ノートパソコン「LaVie」シリーズの09年冬モデルを10月下旬から順次発売すると発表した。
モバイルノートの新機種として低価格で薄型な「LaVie M」を追加したほか、A4ノートの「LaVie L」に業界初という無線LAN経由でデジタル放送を視聴できるモデルを用意した。OSはすべてのモデルでMicrosoft「Windows 7」を採用する。
モバイルノートは、13.3型ワイド液晶のLaVie Mと、10.1型ワイド液晶の低価格ミニノート「LaVie Light」の2機種構成となる。
LaVie Mは、インテルの超低電圧版デュアルコアCPUを搭載し、最薄部は27ミリ。上位モデルはメモリー容量が4GBで大容量バッテリーを搭載する。下位モデルはメモリーが2GBで標準バッテリーとなる。A4ノートとほぼ同じキーピッチ19ミリのキーボードを搭載し、大容量バッテリーでは約8時間駆動する。HDMI端子を搭載し、薄型大画面テレビと接続することもできる。
LaVie Lightでは、メモリー容量やOS、HDD容量の違いなどで4モデルを用意。最上位の「BL530/VH」はメモリー容量を2GBに増やしており、OSもWindows 7のホームプレミアム版を採用する。他のモデルは機能を限定したWindows 7スターター版を採用している。デザインや基本機能は09年夏モデルから大きく変っていない。
16型ワイドまたは15.6型ワイド液晶を搭載するスタンダードなA4ノートのLaVie Lシリーズは6モデルを用意した。このうち「LL770/VG」と「LL570/VG」には、アンテナ線とつないで地上・BS・110 度CSデジタル放送を受信する専用端末「ワイヤレスTVデジタル」が標準で付属する。この端末から放送内容を無線LAN経由でパソコンに送るため、パソコン側はアンテナを気にすることなく家の中の好きな場所でテレビを楽しめるという。
09年夏のLaVie Lシリーズに比べ、Blu-ray Disc(BD)ドライブを搭載するモデルを増やした。上位モデルで曲面を多用した新筐体を採用したほか、09年夏モデルでは高機能AVノートの「LaVie C」のみにあった画質向上機能「彩りプラス」を一部モデルで採用している。
米ソニー-PS3の250Gバイトモデルを11月に発売-
(2009/10/17 Itmedia)
Sony Computer Entertainment America(SCEA)は、「プレイステーション 3(PS3)」の250GバイトHDD搭載モデルを11月3日に発売することを明らかにした。価格は349.99ドル。
この新モデルは、9月に発売されたスリムな新PS3と基本的に同じで、HDD容量が120Gバイトから250Gバイトに増え、価格が50ドル高くなっている点が異なる。
米Ford-ハイブリッド車の販売が前年同期比73%増-
(2009/10/17 日経Automotive Technology)
米Ford Motor社は、09年1~9月の米国のハイブリッド車市場が前年同期比14%減っている中で、同社のハイブリッド車の販売台数は2万6016台に達し、同73%増加したと発表した。Ford社のハイブリッド車は、「Fusion」「Escape」「Mercury Milan」「Mercury Mariner」の4モデルに設定している。
ハイブリッド車の購入者は、他のメーカーのモデルから乗り換える新規顧客が多い。Fusion Hybridの購入者の6割以上は新規顧客で、そのうち半分はトヨタ車、ホンダ車からの乗り換えユーザーという。Fusion HybridとMilan Hybridの燃費は高速モードが41mpg(17.4km/L)、市街地モードが36mpg(15.3km/L)であり、トヨタ自動車のハイブリッド車「Camry Hybrid」と比べて高速モードで2mpg(1.9km/L)、市街地モードで8mpg(3.4km/L)上回っている。同社は、Fusion HybridとMilan Hybridが米国で最も燃費の良い中型セダンであることが、新規顧客の獲得につながっているとした。
米国内で最も燃費の良いSUVというEscape Hybridの燃費は、高速モードが30mpg(12.8km/L)、市街地モードが34mpg(14.5km/L)。タクシー業界や政府関連団体の車両として人気が高いという。早くからタクシーにハイブリッド車を採用したサンフランシスコ市では、現在ハイブリッド車が全タクシーの14%を占め、約200台のEscape Hybridが稼働している。ハイブリッドタクシーが北米で最も多いNY市では、1万3237台のハイブリッドタクシーのうち2000台がEscape Hybridという。
政府関連では、連邦機関がFord社から3000台のハイブリッド車を購入している。これには、政府の保有車両の燃費改善を目的に、09年米国経済回復・再投資法(American Recovery and Reinvestment Act)の一環として購入された1900台を含む。また、政府関連で最大顧客の米陸軍は400台のFusion Hybridを購入した。
Ford社は、08年からロサンゼルス郡消防署のライフガード部門に、南カリフォルニアの海岸線116kmのパトロール車両として延べ45台のEscape Hybridを納車している。ロサンゼルス郡ライフガードは、通常のガソリンSUVを使用した場合と比べて燃料代を25%削減することができ、6カ月間で5000ガロンのガソリンを節約できたという。