秋晴れとなった本日、お天気とは裏腹に悲しい出来事が起こりました。
当社は元々鶴ヶ岡城というお城が建っていた場所に鎮座しております。
その鶴ヶ岡城が「続日本100名城」に選ばれ、
公式ガイドブックのスタンプ帳に押すためのお城のスタンプを社務所に置いております。
しかし、そのスタンプを押しに来られる方の中に、
信じられない行為を行った人が居ました。
社務所の備え付けの机に、直接スタンプを押されていたのです。
2回も押しているところを見ると、もしかしたら故意に押していたのかもしれません。
ここのすぐ隣には、神聖な授与品を置いております。
そして、社務所という場所は神様に仕える神職が社務(お仕事)をする場所です。
今日のこの件が起こる前にも、似たようなことがありました。
一度、このスタンプや授与品を参集殿で受付した日がございましたが、
その時は白い机に数カ所、直接スタンプが押されておりました。
職員一同、本当に悲しく、また憤りを感じております。
この社務所は、22年前に、
崇敬者の方々の御奉賛で建てられた建築物です。
大切に、そして清浄に使われてきました。
スタンプを押した人は、どんな気持ちで押したのでしょうか。
故意でなかったとしても、どうして申し出てくれなかったのでしょうか。
ただただ、悲しい気持ちでいっぱいです。
以前参集殿の白い机に押された時も、このような形で
ご報告・注意喚起をしようかどうか、という話になりました。
しかし、汚れが完全とは言わずとも目立たないまでにとれたことと、
お城を通じて荘内神社に足を運んでくださった人、ということを考え、
静観することとなりました。
今回のこの汚れは、とれるものではございません。
木でできているため、インクが染み込んでしまっております。
上記で述べた通り、
この社務所は崇敬者の方々のお気持ちで建てられたものです。
そうでなくとも、自分の家に知らない人がスタンプを押してきたら、
その人は怒らないのでしょうか?
こんな心無い行為を行った人の気持ちや価値観はわかりませんが、
深い憤りを感じます。
どうか、そのような行為を見かけましたら、
周囲の方は私共神職に教えてください。
このお城のスタンプを通じて、
荘内神社に興味を持たれ、ご参拝に来る方はたくさんいらっしゃいます。
そのことはとても喜ばしく、またありがたく思っております。
しかし、本日のこの出来事のせいで、
周りに多大な迷惑を及ぼしたことは事実です。
こんな心無い行為がなくなることを
切に願っております。