荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

獅子の舞。

2017年03月18日 | 日記
穏やかで思わずうつらうつらと船を漕いでしまいそうなお天気です。
皆さんのところはどうでしょうか?

暖かいお天気が続きますが、夜になると冷え込み
寒くなるようです。寒暖の差が激しい時でもありますので、
皆さんどうかおきをつけてお過ごしくださいね!

…なんだか気象予報士のような文句になってしまいましたが、
ゆったりとした一日を過ごせそうで
心までおだやかになっております、巫女のみよこです。



さて、本日は朝からとても縁起の良い神の遣いが来てくださいました。









春日神社に伝わる獅子舞です。

大きな獅子が荘内神社の本殿をまるで厄や災難を打ち払うが如く、また、
厳かに舞って頂きました。

そもそもの獅子舞の起源をさかのぼりますと、インドの悪魔祓いの風習だったそうです。

ライオンを偶像化し、勇猛果敢に悪魔に立ち向かう姿を描いたのが始まりで、
日本に伝わる獅子舞とはすこし違いますね。

人を食らう、とも言われていて、
その名残からか
人の頭にかみついて頂くと頭が良くなり健康になる、
というご神徳がございます。








偶然ご祈祷にいらしていた参拝者の方たちも、
厄を祓い健康を祈願し、噛んで頂いておりました。

勿論、荘内神社の巫女も神主もぱくり!








自分の頭を丸呑みされるような感覚は、
獅子舞でしか味わえないものだと思います。

人間は自分より大きな動物に近づくと、本能的に恐れ怯える傾向にありますが、
獅子の前では恐れるというよりも、畏敬の念が湧いてきました。

これもきっと、室町、江戸時代から続いている伝統のなせる業なのだと感じた春の出来事でした。



皆さんも、日本に古くから伝わる伝統に触れる機会はあまりないとはおもいますが、
少し足を延ばしてみて下さい。

荘内神社はもちろん、
今のお雛さまの時期には、古くから伝わる伝統文化を感じられるお人形やお道具を
飾っている施設が沢山ありますよ!





荘内神社のHPはここをクリック!

山形県 鶴岡市 荘内神社







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