荘内神社 巫女ブログ

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女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

満開の桜の下で、護国神社春季例大祭

2011年04月24日 | 日記
4/24 朝9時から城址に鎮座する鶴岡護国神社の春季例大祭がありました。








満開の桜のほとんどは、103年前に日露戦争の戦勝記念に植えられたものです。(お花見に来ている人の大部分は知らないだろうなぁ・・・)
この神社には、鶴岡出身の4930柱の英霊が祭祀られています。
「英霊」と云うのは、江戸時代から明治時代に代わる激動の時に、東軍(幕府方のことであり、賊軍はありません)のために、戦って亡くなられた兵士から、昭和の大東亜戦争(太平洋戦争と云うのは、アメリカが戦後に名付けた呼称)で、亡くなられた兵士のことです。
 日本の国の存亡の危機の為に、命をかけて戦われ倒れた方々なのです。

交通事故で個人的に亡くなったわけではなく公の為に倒れた方なので、自宅の仏壇や御墓に祭祀るほかに、特別に地元の護国神社(靖国神社にも)でも、丁寧にお祭祀りしています。
 この日は、宮司や神職、巫女のほかに神社本庁より献幣使が参向されます。
また、鶴岡市長様、酒井家当主様、遺族連合会の会員の皆様が大勢参列されます。
 そして、今の平和の尊さや繁栄を感謝しました。
日本中が焦土と化した、昭和20年の敗戦を乗り越えた私たち日本人ですから、きっとこの東日本大震災の危機も乗り越えます。

桜の花を見ていると、いつも思う事があります。
満開になるまでは、どんなに風が吹いても嵐のような雨になっても、絶対に散りません。
満開になると、少しの風でも「さあっと」潔く散ってしまいます。
どこかの首相のように、いつまでもしがみついていません。

せば。

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