荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

春を告げる獅子舞

2012年03月18日 | 日記
久々の宮司です。
鶴岡は、昨日あたりからすごしやすい気候に近づいてきたきました。

「雪ちょし」にもいっそう力が入ります。

春の訪れを感じさせるお客さまが参ってくれました。
神明町鎮座の春日神社に伝わる「獅子舞」の皆様です。
齋藤宮司(私と同級です)を先頭に、前獅子・後ろ獅子・囃し方(太鼓・笛)・太鼓背負い・触れ人総勢7名の皆さんです。

今日から、始まりました。
まず、旧藩主家の酒井様にご挨拶を兼ねて舞って来られました。
そして、荘内神社です。







「ピーピロリ―ッピロリーピッピ」「ドン」
「ピーピロリ―ッピッピ」「ドン ドン」

このゆったりとした中にも、哀愁の感じられる旋律を聞くと、
「もう春だなぁ、新年度が始まるなぁ。総会の準備をしなくてはなぁ」と、なんとなく気ぜわしくなってきます。

最後には、参列者全員がお頭様に頭を優しく噛んでもらいます。



権禰宜は「きゃー」と言いながら・・・笑







今年は、なんとなくゆっくりと丁寧に噛んでもらった気がします。

3.11から、もう一年。
まだ一年。
まだまだ、これからです。
日本中で応援しなければなりません。

誤解を怖れずに言いたいことがあります。
被災地の「がれき」を引き受けたくない自治体ばかりだという報道がありますが、がっかりです。「放射能が怖い」という気持ちはわかります。
国の安全だという言葉が信じられないのもわかります。

でも、そんな人に私は言いたいです。
「あなたのすぐそばに100年分の「がれき」があったらどうしますか?」

安全かどうかも確かめないで、感情だけで拒否するのはどうなのでしょう。

自分だけ、自分の身内だけがよければいいのでしょうか?

これからも、被災地は正念場が続きます。

私は、応援します。
この拙文を目にして頂いた皆様にもお願いします。

せばの。


山形県 鶴岡市 荘内神社


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